17歳の自分に・・・

いや~ 人の来ない 『海の家』 へ越したのが2007年の事・・・
早いモノでこの生活も11年目に入りました。

当初は狭い海岸線を走って行かなければならなかったので、
自宅から 『海の家』 まで1時間位かかっていましたが、
2013年に第二音戸大橋が架かった事により、
時間を10分程度短縮する事が出来るようになりました。

たかだか10分の短縮とはいえ、通るルートが変わり
道幅もかなり広くなったので、運転がとても楽になりました。


なので、第二音戸大橋の開通前に通っていた道は
全く通らなくなってしまいました。

その反対に第二音戸大橋の開通後に通る道が
僕にとっての新しい通勤ルートになったのですが、
実はこの新しいルートになってから、少し気になる場所があるのです。

それは・・・ 今から35年も前の事、
17歳の時に付き合っていた彼女の自宅前を通るのです。

まぁ、正直なところ、うろ覚えなので、自宅前とはいえ
今となっては自分でも何処だったかは特定できないのですが、
とても思い出深い場所だったりするのです。

この彼女とは2年弱付き合ったのですが、
家に行ったのはたったの一度きり・・・
なので、本当に場所が思い出せないのです。

実際、昭和期の17歳の交際ですから、
彼女の家に行くという事は、まず有り得ませんからね。
コレはマジですよ。
君たちのお父さん、お母さんに聞いてごらんなさい。

では、何故自宅に行く事になったかというと、
彼女が僕に手料理を作りたいというのです。
今考えれば、昭和の17歳って純朴ですよね。

ここで少し補足です。
彼女は商業高校に通っていたのですが、
当時僕はすでに高校を中退して、バイトに明け暮れていたため、
今でいうトコのフリーターのような感じでした。
余談ですが、17歳の時にすでにVESPAに乗っていましたよ。

ハイ、補足終わり、話を本題に戻しますね。

で、二人のスケジュールを合せた結果、
僕のバイトが休みの平日に彼女が学校をサボり、
彼女の自宅で手料理を作ってもらうという作戦に出ました。

ここで気になるのは彼女のご両親の事ですが、
共働きだったので、昼間なら問題がないとの事でした。

とはいえ、今とは違い携帯電話もメールもない時代です。
数日前から親の目を盗み、自宅の電話で連絡を取り合って
作戦を決行しました。

正直なトコ、17歳の兄ちゃんが、彼女の自宅に行く・・・というか、
親の目を盗んで忍び込む事なんて、まずないじゃないですか、普通はね。
アウェイ感満載で、もの凄くドキドキした記憶が有ります。

で、彼女が作ってくれたのがハンバークだったのですが、
上に目玉焼きが乗っていたので驚いた記憶が有ります。

僕はおば~ちゃん子だったので、煮しめや肉じゃがといった
和食には慣れていましたが、洋風には全く縁がなかったため、
この目玉焼きが乗ったハンバーグには驚きと共に感動を覚えました。

マジでコレは17歳の時の淡い思い出ですよ (笑)。

それ以来、この彼女が住んでいた周辺に足を運んだ事はないのですが、
前記のとおり、第二音戸大橋が開通して、通勤ルートが変わった事により、
目玉焼きが乗ったハンバーグを作ってくれた彼女の事や
淡い17歳の恋の事とかが、何だかフラッシュバックしてしまい、
いつの頃からか、う~む、あの場所は (彼女の自宅は) 何処だったかなぁ~と
思うようになりました。

さらに悪い事に (←悪くはないかな? 笑) この思い出の場所は、
息子の空手教室のトイメンの山の上あたりで、駐車場に車を停めると
手の届きそうなところに見えるのです。

実際、すごく素敵な場所で、細い階段を上がると、
今でも数件の古い民家が立ち並んでいます。
近くには工場の煙突、そして遠くには瀬戸内海が見えます。
この光景は17歳の時の自分も鮮明に覚えています。

何だか、映画のワンシーンのようです。

これだけ条件が揃った場合、あなたならどうします。
行くでしょ・・・  17歳の自分に会いに (笑) 。

12431.jpg
[こちらがその場所です。35年振りに細い階段を上がってみました。]

ただ、結果から言いますと、民家が少なくなっており、
何処だったか? 見つける事ができませんでした。

彼女が住んでいた家は崩されてなくなってしまったのか? 
それとも、僕は全く違うところを探していたのか・・・

35年の歳月は色んな事を変えてしまいますが、
足を運んだ事により、長年のモヤモヤも無くなりました。

という訳で今日の動画は
その際に撮影したモノをご覧頂こうと思うのですが、
実はこの動画は今日のモノではなく、数日前に撮影したモノです。

そうそう、その彼女とは19歳の時に別れて以来
一度も会っていません。

僕はその後、定時制高校に行き直し、専門学校を出て、
22歳からVESPAのお店を始めたため、仕事漬けの生活だったので、
彼女の事 (目玉焼きハンバーグの事?) を思い出す事なんてなかったのですが、
歳を取ったんでしょうか・・・  青春の日々をふと思い出してしまいました。

あなたもどうですか?
17歳の自分に会いに行っては? (笑)。


ではでは・・・

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