モールトンのレストア Touring-83 　★モールトンミニオートマチック (Moulton mini automatic) ★

いや～　今日はモールトンミニオートマチック (Moulton mini automatic) のご案内です。
このチャリ・・・　いえいえミニベロは (笑) 10年程前、イギリス滞在中に購入したモノで、
当時は近所のお買い物号として使っていましたが、
ここ7～8年は全く乗る事もなく、実家の方で眠っておりました。

この度、諸事情があり、実家を片付ける事になり、
場所が確保出来ない為、手放す事にしました。
今回、詳しく写真をUPし、最後に動画もご覧頂けるようにしております。

このモールトン自体、1966年頃のモノで、
今から46年も前のビンテージ車ですから、現行の新車と比べてしまうと、
絶対に太刀打ち出来ない部分が多いかと思います。

とは言え、時代モノの持つ雰囲気、古い個体にしかない魅力と言う点では
モールトンに軍配が上がるかと思います。
外観もオリジナルでキズやサビがありますが、いい意味でヤレた渋い感じですし、
時代を超えて来た重みを感じます。

ですが・・・
古いモノに造詣がない方、キズやサビが許せない方、
整備出来ない方をはじめ、細かく細かく状態が気になる神経の細かい方は、
新車に乗るしかないと思うので、これ以上説明はお読みにならず、
他のサイトにスルーして下さい。

古い自転車ですから、『音が出る』とか『きしむ』とかは当たり前です。
その部分と上手に付き合えない、心の狭い “おっさんデビュー” の “にわかビンテージファン” は
めんどうなだけで、生産性がないのでご遠慮頂きたいと思います。

さて、辛口になって恐縮ですが、
今回、手放す予定の『Moulton mini automatic』の状態をご案内致します。

[外観の塗装は当時のままです。
一般的に言うトコのオリジナルカラーになります。
経年からのサビやキズもありますが、今から46年も前の個体にすれば
良い状態の部類に入るかと思います。]

[ミラー製 (MILLER) の砲弾型ライトです。
当時の純正装備品で、今でもきちんと点灯します。]

[かすれてはいますが “Moulton mini automatic” のフレームロゴも健在です。
ヘッドの “MMデカール” は完全に残っています。
また、シートチューブには当時の販売ディーラーのデカールが貼ってあります。
F型モールトンには、販売ディーラーのデカールが残っているモノが多いですね。
なかなか雰囲気を盛り上げてくれます。]

[Sachs two speed coaster hubもきちんと稼働します。
軽くペダルをキックバックすると、ギアが入れ替わります。
なかなか良く出来た構造で、慣れるとキャリパーブレーキより便利だったりしますよ。
リアの反射板 (リフレクター) の破損もありません。
赤い砲弾型ライトもヘッドライト同様、純正装備品のミラー製 (MILLER) になります。
こちらも点灯します。]

[サビがありますが、ペダル & クランクも純正品です。
一度もOHしていませんので、気になる方は簡単にグリスUPされても良いかも??
白いチェーンリングも “MOULTONロゴ入り” の純正品です。
擦り傷は有りますが、切れや折れ等の致命的なダメージはありません。]

[サイドスタンドも健在です。初期のF型にはスタンドがない為、
“スタンドレスモールトン” に慣れてはいましたが、コレは買い物に出た時とかに重宝しますね。
サドルはミドルモアの純正品です。破れはありません。
女性のお尻にも優しい ? (笑)、柔らかい仕上げかな・・・]

[フロントのスポーク錠も健在です。きちんと鍵が出来ますし、
ブランクキーも当時モノが1本つきます。
ミラー製のダイナモは稼働品ですが、ON & OFFの切り替え部が欠損している為、少し難儀します。
当方は足でキックしてONにて、OFFにする時は思いっきり手前に引っ張って戻すと言う、
猿の浅千恵のような方法を取っていました。
このダイナモは現在、英国ebayサイトにて、￡15程度で購入出来ますので、
気になる方はチェックされてみて下さい。]

[“Moultonロゴ入りのステム” も当時の純正装備品です。
サイズや形状は異なれど、Moultonロゴ入りのステムは、
SPEED SIX (M6) と SPEED (M4=赤いボディのヤツ) の一部、
それに14インチのこの “Moulton mini automatic” にしか採用されていません・・・
一点豪華主義か ? それとも当時このモデルが14インチのフラッグシップだったとか・・・(笑)。]