いや～ 今日は久々の営業ブログです(笑)。
1年程前から未整備で保管(放置?)していた1969年型のプリマベラの整備が終わり
ようやくご案内できる状態になりました。
もう少し早く整備をしたかったのですが、毎度の事ながら時間が全くなかったので
1年もかかってしまった次第です。
非常に貴重なモデルで、VESPAの仕事を34年やらせて頂いておりますが、
これまで7～8台しか扱った事が有りません。
現存している事が奇跡の1台です。
この1969年型のプリマベラのヒストリーやスペック等、
基本情報は1年前のブログに記載させて頂いておりますので、
こちらでご確認を頂き、実際にお届けする車体の内容詳細は
このブログでご案内するものと致します。
と言いますのも、整備中に『ここは直さなきゃ』、『ここも新品にしなきゃ』等
元来、スモールボディが大好きなので、どんどんやりたい事が増えて行き、
1年前のブログの記載内容に比べ、より深く細かいところまで整備を進めて行ってしまったからです。
ですから、このブログの写真や整備内容、それに装備パーツをご確認になり
販売車のスペックを把握された上でご検討をお願い致します。
[まずはこちらが完成写真です。
塗装の状態はお世辞にも良くありません。前のオーナー様が自家塗装?? されております。
凹みも多数有りますが、今流行りのエイジング加工的なヤレ感が出て渋い感じではあります。
外装があまり気にならない実用重視の硬派な方向けかと思います。]
[当初(1年前)に比べ、時間をかけた事もあり色々と追加で整備致しました。
以下がその内容の一部です。]
☆新品の配線(60年代純正仕様ウインカーレス)を装備
☆クラッチ、ギア、フロント、スロットルのワイヤーは内外共に新品に交換
☆リアブレーキインナーワイヤーを新品に交換
☆ギアトラ二オンは3個共新品を装着
☆リアブレーキスイッチを新品に交換
☆前後ブレーキOH＋オイルシール交換
☆フロントサスペンションをイタリア製の新品に交換
☆ホイール、ハブ、アクスル等をシルバーに塗ってお色直し
☆新品のグレーグリップを装着
☆タイヤは中古ですが使えるS83に交換
☆新品のハンドル&BOXキーを装着(キー2本付き)
☆SITOの新品マフラーを装着
☆新品の旧型メーターを装着
☆キャブレターOH済み(パッキン類は全て新品)
☆新品のガソリンホース
☆新品のグレー・ガソリンコック用グロメット装着
☆新品のキャブマニガスケット
☆新品のキャブベロー
☆ビンテージのデッドストック・ホワイト・プラスチックミラー装着
☆イタリアFAR製のミラーブラケット装着
☆ジェネレーター関連の配線をOHして新品に引き換え済み
☆クラッチ盤は新品に交換済み等、
ここでは書き切れない位、細かいところまで整備致しました。
これから先は重複点もございますが、引き続き写真と共にご案内致します。
[元来、変な国産ウインカーが無理やり後付けされておりましたが
今回、純正のウインカーなしの配線に戻した為、
ウインカーを除去して穴を簡易補修して埋めております。]
[こちらには後付けのホンダ製のメインキーが強引に装着されておりましたが、
先のウインカー同様、純正の配線に戻しましたので、
メインキーを除去して開いていた穴を簡易補修して埋めております。]
[キモとなる貴重な69年型の純正パーツはきちんと装着されております。
①旧型丸パイプリアブレーキアーム(ブレーキゴムは新品です。)
②楕円キーカバー(ハンドルロックアッセンは新品です。)
③横ラインの入った旧型エンジンカバーノブ付
④ルーパーが小さい初期のフライホイールカバー付 ]
[60年代車にしか採用されていなかった16mmの細いセンタースタンドです。
勿論、69年型プリマベラの純正品です。]
[大変に貴重な69年型の純正シートも付属します。
古いパーツですがシートフレームもしっかりしております。
外皮レザーは前のオーナー様が張り替えているようです。
少し表面にスレやホツレが有りますが、今すぐダメになるような感じではなく、
もうしうばらくは問題なさそうです。
実際に乗った感想としては、クッションもよく効き、乗り心地も悪くはありませんでした。]
[ガソリンタンクは後発のビンテージシリーズの物が付いております。
外装に少し錆や汚れが有りますが、内部は綺麗な状態ですから
安心してお使い頂けるかと思います。]
[フロントサスペンションはイタリア製の新品を装着しております。
フェンダークレストもメッキタイプの新品です。
フォークやブレーキは一度全部バラバラにしてシルバーにお色直しした後、
パッキン等を新品に交換した上、フォーク部も全て再グリスアップして組み直しております。
動きは軽やかで、サスペンションも新品ですから快適かつ安全にお乗り頂けるかと思います。]
[不具合があったパーツは新品に交換しております。
①イタリア製SITOの純正タイプマフラー
②グレーグリップ
③旧型スピードメーター(テスト走行で使いますから距離計は少し伸びます。)]
[60年代のプリマベラにはライト内部に小さなパーキングライトが配備されております。
こちらもきとんと点灯するように新品の配線を組み込んでおります。
勿論、バルブも新品を入れております。]
[①後部にも変な国産ウインカーが無理やり後付けされておりましたが
今回、純正のウインカーなしの配線に戻した為、ウインカーは除去しました。
その際、空いていた穴に小さな丸いリフレクターを組み込みました。 見映えは悪くないと思います。
テールライトも69年型の純正品が付いております。ダイキャストボディのレアな逸品です。
②ナンバープレート台はリプロの新品を装着しております。
③リアの流れ文字バッジは貴重な69年型の純正品が付いております。]
[フロントの流れ文字バッジも貴重な69年型の純正品が付いております。
現状でオリジナルパーツが残っている事は珍しいです。]
[フロアにはダメージが有ります。裏面を前オーナー様が素人板金して補修しております。
状態は良くありませんが、今すぐ抜けたりバラバラになる程ではなく、
乗る事に関しては今のところ問題はありません。]
[ホーンも69年型の純正品が付いております。
勿論、きちんと鳴りますよ～]
[スペアタイヤホルダーも69年型の純正品です。
大変に貴重な旧型の4角刻印が入っていおります。
このパーツは本当にレアです!」
[ハンドルミラーはビンテージのデッドストック・ホワイトプラスチックミラーが付属します。
細いショートステーが付いた小ぶりで可愛らしいミラーです。
現在では入手が難しい逸品です。]
いかがでしたでしょうか?
なかなかイイ感じに仕上がっていると思います。
あと補足ですが、エンジンは調子が良かったので無理にバラさず
クラッチ盤だけ交換しております。
ですから基本的にエンジンは実動の各部整備&調整品となります。
動画をご覧頂ければ、調子が良い事はお分かり頂けるかと思いますし、
ヘッドをバラして確認したところ、傷等は無く年式を考慮しても程度は良いと思います。
[こちらの写真がエンジンの各部詳細と整備中の様子です。
1969年の実動純正エンジンを元に整備と調整を行っております。
実際に搭載して乗った感じでも目立つ違和感はなく調子は良いです。]
しかしながら今から50年も前のエンジンですから
全ての補償はできません。
機械物ですから不慮のトラブルが起こる事もございます。
当店では追加でエンジンのOHをオーダーして頂いたお客様のみ
機関の補償やエンジンのアフターサービスをさせて頂いておりますので、
現状での販売ではなく、エンジンをOHしてからの納車をご希望のお客様はお気軽にご相談下さい。
その他、別途カスタム等もお受け致します。
お支払いは分割も可能です。
頭金なしで最長60回払いまでお受けしますので、月々僅かなお支払いで本物の69年型プリマベラを
手に入れる事ができますよ～
輸送費や保険も全て分割払いに組み込むこ事が出来ます。
興味のある方はホームページからお問合せ下さい。
このプリマベラの販売ページはこちらです。
今日は1000%営業ブログになってしまいましたが(笑)、
宜しくお願い致します。
コロナ過で大変な毎日ですが、
お互い感染に気を付けて頑張りましょうね!
ではでは・・・
