フロントフォークのチェック・・・

いや~ 今日の広島は雨でした。

台風が接近している事は知っていたのですが、
昨晩までの天気予報は『くもり』だったので
想定外の雨に今日行う予定だったテスト走行が出来なくなってしまいました。

で、今日テスト走行の代わりに行った作業はと言いますと、
忙しくて棚上げになっていた、スモールボディのフロントフォークのチェックです。

[こちらがそのフロントフォークです。
実はこのフロントフォークは先日ネットオークションで500円で落札した物です(笑)。
販売者さん曰く『多分曲がっていない。』との事でした。
プロの目から見ても目視の限りでは怪しい点は有りませんでした。]

ただ、中古のフロントフォークをネットオークションで買うのは自殺行為です。
今回は500円+送料1,600円だったので買いましたが、
確実に『曲がっていません。』との確約がない限り買わない方がベターです。

僕の経験から言わせて頂きますと、中古のフロントフォークを
『補償なし』『確約なし』で買った場合、90%位の確率で使えないゴミを掴まされると思います。

曲がっている事を前提に修理するつもりで買うのなら別ですが、
即戦力のつもりで買うと地雷を踏む事になりますので、マジで注意が必要です。

で、今回買う前にチェックしたポイントが2点有りました。
下記の写真でご覧下さい。

[その①(写真左)=ストッパーに削れがない点
その②(写真右)=アクスルに入るベアリング穴の円周部にも破損がない点でした。
この2ヶ所に傷があるフロントフォークは買ってはイケません。]

まぁ、今回は送料を入れても2,100円でしたから、
仮にフロントフォーク本体が曲がっていても笑って許せる金額だったので
買ったという訳です。

そしてこのフロントフォークを完組みしてフォーメーション確認をする事にしたのですが、
今回、もう1点フロントのサスペンションでチェックしてみたい事があったので、
下記の写真でご覧下さい。

[最近インド製のスモールボディ用のフロントサスペンションが販売されたのですが、
その商品の様子を見たかったので先日インドから輸入しました。]

写真を見て頂ければ一目瞭然ですね。 最悪のクオリティです(苦笑)。
まず純正に比べると明らかに長いです。そしてラバ―部分にはカラーが入っておらず
ガバガバの状態です。
ただ価格は格安で、日本までの輸送費を入れても5,000円前後で購入できます。
ですが、コレはゴミですから買わない方が賢明です。

で、実際に完組みした際の写真が下記です。

[上がインド製です。
本体が長いのでフロントフォークとの角度がマッチングせず、今にも干渉しそうな感じです。
てか、乗ってフリクションがかかると間違いなくフロントフォークに干渉すると思います。
下が純正ですからその差は歴然ですね。]

内部のスプリングをカットして長さを調整する方法も考えられますが、
うちのお店で販売する車体には装備できませんね(苦笑)。
恐らく、コレからネットオークションとかにも出回ると思いますので、
購入に際してはよく考えて下さいね。

さて、完組みに関してもうひとつお話しします。
今回はF.A.italia製のフロントフェンダーを装着して全体のバランスを見る事にしました。

[こちらがそのF.A.italia製のフロントフェンダーを組んだところです。
実はイタリア製のリプロのフロントフェンダーはピッタリと合う事が有りません。
必ずどこかの取り付け穴がズレていますので、現物合わせで施工しないとイケません。]

今回使ったF.A.italia製はクオリティが良い方で、他社製品の場合、
全体が歪んでいて、フロントフォークの当たり面を削らないと
真っ直ぐ装着できない事も有るので、なかなか手強いパーツだったりします。
まぁ、最近のリプロだとF.A.italia製が一番まともかと思います。

という訳で今日の動画は
格安で買ったフロントフォークのチェックを行っている様子をご覧頂こうと思います。
今日もお時間のある時に動画にお付き合い頂ければ幸いです。

(この動画はブログ限定です。)

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