いや~ 今日も午後からお店で子守をしながら、
仕事をしていました。
[今日もお店で子守をしつつ、仕事を・・・
息子はPCでおさるのジョージを観ておりました。]
実際、ここ数日も超トタバタだったのですが、
どうにか、先日、深夜に引取りに行ったVESPAの修理も終え、
明日、納車させて頂く事になりました。
[明日の仕事を能率良く進める為、
今日のうちに納車予定のVESPAを軽トラの上に載せ、自宅ガレージに戻りました。
正直、朝イチでテンションが上がっていない時に、軽トラにVESPAを積み込むにはしんどいですから・・・(苦笑)。
前日積み込みの方が楽だったりしますね。]
ただ、明日の納車は憂鬱です・・・
実は紺色のVESPAはきちんと修理させて頂いたのですが、
もう一台の方はまさかの 『壊れそうな部分は壊れてから直すからいいです。』 との回答が・・・
なので、全然、修理が出来ないままお返しする事になりました。
(問題がるとイケないので、このVESPAにはモザイクを入れておきます。)
コレには本当に困った・・・
実はこのVESPA、現状で格安販売した物で、、
いつもは最低でも30万円以上で販売している当店からすれば、その半額の価格で出した物だったりします。
ただ、エンジン機関はきちんと組み、最低限のところで納車したのですが、
全く注意事項を守って頂けず、イージーミスが連発・・・
例えば、給油時に汚れた計量カップを使い、タンク内にゴミを混ぜてしまい、
エンジンがかからなくなってしまう等、通常な有り得ないような事を起こってしまうのです。
こんなパターンは初めて見た為、情けないやらめんどうくさいやら・・・
実際、給油時の注意事項を含め、納車の時には色々と説明した上、
いつでも見れるように、メールでその注意事項を写真添付で送ったにも関わらず
この始末です。
で、今回はガソリンホースが避けたとの事で修理の要請が入ったのですが、
出先で止まった為、そこまで引き取りに行って欲しいとの事・・・
まぁ、修理した結果から言いますと、原因はここ最近、雪が続き、超寒かった為、
ホースの凍結と解凍が続き、とうとう裂けてしまったようなのです。
実際、寒い時期に軒先に放置しているのもどうかと思います。
屋根付きガレージに入れる事が出来ないのなら、
VESPA本体に毛布をかける等、オーナーとして最低限の対策が必要だとは思いますが・・・
ただ、困ったのはここからなのです・・・
無事にガソリンホースを修理して、テスト走行をしてみたところ。
どうも、ギアの入りが悪いのです。
『おかしいなぁ ? ~』 と思い、ハンドル部をバラし、内部を確認してみたところ、
シフトワイヤーが自転車用の小さいタイコの物に組み替えてあるではないか !
コレじゃ、いくら真面目に調整しても、タイコの部分に遊びがある為、
絶対にギアが決まりません。
こんなバカな整備では、まともに乗る事が出来ない為、
詳細をオーナーに電話で聞いたところ、
昨年末にシフトワイヤーを伸ばしてしまい、ギアが入らなくなったらしく、
近所のバイクで修理を出したとの事・・・
僕としては 『えぇ~』って感じの “寝耳に水” トークです。
言い訳は色々としていましたが、結果から言いますと、
当店に修理を出すと高額になる為、
他のバイク屋に出して修理したらしいのです。
でもね・・・ 自転車用のサイズが違うワイヤーを組み込まれたんじゃ、
ダメでしょ~ マジで・・・
まぁ、バイク屋を使い分けるのはオーナーの勝手ですが、
出先で止まって困った時だけ当店に電話して来て、
他の事は安価に済ませる為、別のバイク屋に任せるって、ちょっとどうかな~?
バカにされたような気分ですね。
実際、ワイヤー交換に10,000円位かかったそうですが、
元来、純正のシフトワイヤーは切れておらず、100%調整で修理出来ていた訳ですから、
交換の必要がないのに、わざわざサイズの違う自転車のワイヤーに交換された上、
まともにギアが入らないような状態なんだから、結果から言うと、コレはアウトじゃないかな・・・・
しかも、そのバイク屋が、ワイヤー交換の際、
ギアセレクターカバーを紛失したらしく、下側のトラニオン部分は剥き出しのままで
グリスすら塗られていない、酷い状態でした。
ただ、オーナーはコレで納得しているらしく、
当店で修理すると工賃が高いので、
先の発言の『壊れてから直すからいいです。』・・・ となった訳です。
こっちは問題ないのですが、次回、トラブルが出た際は
一切、修理が出来ないむねだけはお伝えしました。
うちの場合、すでに27年もVESPAの仕事をしている為、
長きに渡りお付き合いさせて頂いているお客様も多く、
人付き合いと言うには本当に大切だと思う。
間違っても、『ヤフオクでパーツを落札したから、取り付けだけして欲しい。』なんて、
非常識なオーナーはひとりもいませんし、反対にそういう方とか
いいお付き合いが出来ないので、最初から関わらないようにしています。
実際、信頼関係は大切です。当店に依頼して下さったという事に対して、
義理堅く答えるのが、専門店の使命かと思っています。
だからこそ、夜中にでも引き取りに行き、少しでも早く修理させて頂こうと思う訳です。
そういう点から見ると、今回はとても残念なケースですね。
やはり、安価な現状の安価なVESPAを販売したのが大きな間違いでした。
今後は例外なく、初心に帰り、
当店の本筋である、オーダーVESPAの製作だけに力を注いで行こうと思います。
さて、今日もヨタ話が長くなりましたが、
このあたりで今日の1曲に行きたいと思います。
今日は前向きに頑張ろうと思う時に最適な曲、
『坂本 九』 さんの 『上を向いて歩こう』 を聴いて、
気持ちを切り替えたいと思います。