事故車の結末・・・

いや~ 今日も早朝4時に自宅を出て 『海の家』 へ向かいました。

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[ 『海の家』 へ到着したのは午前5時前・・・
今日からLAMBRETTA Li-3を本格的に乗り込む為、早起きした次第です。]

で、走行テストを開始したのですが、お客様から追加のオーダーとして・・・

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[サイドパネル飾りの装着を依頼されました。]

ただ、そうなると少しフォーメーションの変更が必要になる為・・・

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[各部の調整を兼ね、再度、マフラーを外して干渉ポイントをチェックして行きました。]

LAMBRETTAはとにかくパーツの組み合わせが多く、
ひとつ仕様が変わるだけで、それにリンクするパーツも全て調整しないとイケなかったりします。
なので・・・ 結構、大変だったりします。

とは言え、LAMBRETTAは見た目が格好イイですから、
整備していても、苦労を感じるより楽しいと言うのが本音ですね~

まぁ、今日はこんな感じでLi-3を整備していたのですが、
暗くなる前の午前7時頃に 『海の家』 の後片付けをして自宅に帰りました。

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[今日は帰る際、ET-3の事故車を積んで帰りました。]

この事故車・・・ その後、どうなったのかと言いますと、
信号待ちの際、後方から追突された為、フレームが曲がり修正不能なので、
『全損』 を保険会社が認めてくれたのですが、評価額が 『35万円』 しかなかったのです。

ただ、この評価額の 『35万円』 と言うのは、購入後7年経過したVESPAに対しては、
かなり出してくれている方だと思います。

と、言いますのも、このET-3は当店でフルレストア販売したモノですから、
55万円 (+消費税) で販売させて頂いております。

決して安価ではありませんが、その分、新車以上の状態で納めており、
フルレストア製作中の様子も全て撮影して保管していた為、
それらの写真と資料をファイリングして保険会社にフルに提出したので、
コレだけ高額賠償となった訳です。

ですから、『VESPA SERVICE HIROSHIMAでレストア車を購入した』 と言う部分で
付加価値を付けてくれた訳です。

事実、ヤフ○クとかで落札した “三文ET-3” ではここまでの評価額は出ないそうです。
当然ですよねぇ~ ジャンクで調子の悪いET-3が全損したからと言って、
良くて数万円の補償でしょうからねぇ~

まぁ、その点では僕の仕事に対する評価は高く、とても有り難いとは思ったのですが、
僕は全額補償を前提に交渉していたので、
コレでは納得出来ず、実はここ数日、再度、保険会社と相談していたのです。


で、その回答が昨日出たのですが、加害者サイドは対物超過特約に入っていたらしく、
足りない部分はそこで補う事とし、僕の要請を全て快諾してくれて、
購入時と同じ金額を補償すると言う連絡が入りました。
実際、この回答は本当嬉しかったですねぇ~


まぁ、今回のケースは異例中の異例ですが、少しでも交渉のプラスになればと思い、
事故で破損したエンジンを分解し、写真を撮影して細かく見積もりを出した甲斐がありました。

事故の際、お客様を助けて守るのも専門店の仕事ですが、
毎度の事ながら、保険会社の事故担当さんは “海千山千” のツワモノ揃いですから、
交渉中は精神的にも消耗しますね~ (苦笑) 。

事故はどんなに気を付けていても起こりますから、
行き付けの専門店を作ったり、グレードの高い保険に加入するなど、
日頃からの準備も大切だと思います。

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