いや~ 今日も先日に引き続き、名作 (迷作?) や旧作映画を観て、
気分転換を図ってみる企画の第4弾です。
で、今日はですね、僕が小学生の頃に映画館まで足を運んで見に行き、
がっかりして帰った記憶がある映画、『ザ・スタント 激突!カースタント日米決戦! / 1976年公開』 を
改めて観直してみる事にしました。
[こちらがその『ザ・スタント 激突!カースタント日米決戦! 』のDVDです。
今回もレンタルはメンドーなので、ネット通販で新品を購入しました。
新品とはいえ、定価3,800円 (税抜き) のところ、送料込みで145円で販売しているサイトをみつけて
そこで注文しました。 約96%OFFです (笑)。価格破壊もいいトコですね・・・]
さて、先に映画館まで観に行ったのに、“がっかりして帰った” と書きましたが、
それには理由が有ります。
実はこの映画のキャッチコピーは 『ついにポルシェが飛んだ!』 というモノ・・・
時は1976年 (昭和51年)、日本は空前のスーパーカーブームで、
僕もランボルギーニやフェラーリの写真を見ながら、胸躍らせる小学生でした。
なので、映画にはポルシェだけではなく、華々しくスーパーカーが登場するモンだと
期待して観に行ったのですが、ポルシェが出て来るのは最後の10分程で、
後はポンコツの車がスタントをする場面をドキュメンタリータッチで描く内容だった為、
小学生の鑑賞に耐えうる映画ではなかったのです。
正直なトコ、最後に出て来るポルシェが160kmオーバーで疾走して、ジャンプ台から海 (川?) へダイブして飛び、
飛距離の世界記録を打ち立てるシーンは最高に格好良かったのですが、
他のシーンは全然、覚えていなかったりします。
そのあたりを含め、今回39年振りにじっくり観てみる事にしました。
[こちらが劇中のスタントシーンです。 出て来る車はポンコツばかりで、
中にはサニーのB110系のクーペやブルーバードの510も出て来ます。
今となっては中古市場で高額で取引されている車なので、
スタントで潰されるのを見ると何とも複雑な気持ちになりますね。]
[こちらは映画でもよく出て来るスタントで、
トレーラーの下を車でくぐりぬけるという技です。]
[こちらは車ごと火だるまになるというスタントです。
今ではCGで出来そうですが、当時のスタントマンは命をかけていた事がよく分かりますね。]
まぁ、こんな感じでポンコツ車を使いつつ、色々なカースタントを披露してくれて、
その内容を解説しながらドキュメンタリータッチで映画が進んで行くのですが、
今観直してみると、古い映像ライブラリーから出して来た記録映像を観ている感じなので、
結構、興味津々で観る事が出来ました。
この映像にお堅い解説がつくと、NHKのカーカイブスでも通用するような感じです。
ただ・・・
[カースタントだけではネタ不足で尺が足りなかったのでしょうか? 劇の半ばあたりから
突然、クラッシックカーのイベントの映像が無理やり差し込まれています。
コレはいただけませんね。 観ていて全然面白くないので、早送りしました。]
で、早送りした後は、いよいよこの映画のキャッチコピー 『ついにポルシェが飛んだ!』 のシーンです。
コレは前記のとおりポルシェが160kmオーバーで疾走して、ジャンプ台から海 (川?) へダイブして飛び、
飛距離の世界記録を打ち立てるというモノで、CGでもヤラセでもなく、ガチで飛んでいます。
[使用するポルシェは930ターボです。
内装やシートを全て取り払い、フロントガラスも安全を考慮して交換されています。
また、ジャンプ後は海の中にダイブするので、万が一、車内から逃げ出せなくなった時の為に
酸素ボンベも装備されています。]
[こちらがポルシェが飛んで、その後、海にダイブするシーンです。
今なら間違いなくCGでしょうが、今から39年前はスタントマンの仕事だったんですね。
今観ても、このシーンだけは圧巻です。
ポルシェに日の丸を掲げているトコも好感が持てます!]
[勿論、世界記録達成! 158メートルも飛んだそうです。
未だにこの記録は破られていないそうです。
と言うか、今、コレだけ無謀な事が出来る男前なスタントマンはいないでしょうね。]
[こちらが “ポルシェを飛ばした” スタントマンの 『黒子 昭』 氏です。
先に男前と書きましたが、スタントマンとしての勇気も凄いですが、
1ドル300円前後だった1976年にポルシェを海に落とすという、お金の使い方も男前だと思う・・・]
という風な作品です。
劇中のクラッシックカーのイベントの映像はいただけませんが、
最後のポルシェが飛ぶシーンは是非、観て頂きたいと思います。
興味が出た方はチェックしてみて下さい。
さて、このあたりで今日の動画です。
今日はポルシェ930ターボが飛んだ映画の話になったので、
動画の方もポルシェ930をご覧頂こうと思います。
P.S.
補足です。
お題目のリード部分が 『レストアの合間の洋画劇場』 なのに、今日も邦画のご紹介です。
まぁ、TVプログラムの有名な洋画劇場でも、何事もなかったかのように邦画をオンエアしていましたので、
細かい事は 『なし』 で行きましょうね (笑) 。
ではでは・・・