いや~ 今日は息子がブルグミュラーピアノコンクールの
中国ファイナルに出場しました。
このブログでも以前ご紹介しましたが、
10月の予選を経て今日のファイナルを迎えております。
で、会場は『広島市西区文化センターホール』です。
[こちらはブルグミュラーピアノコンクールの会場の様子です。
毎度の事ながらホールに入ると緊張しますね。]
思い起こせばここ『広島市西区文化センターホール』には苦い思い出が有ります。
昨年、ユースピアノコンクールの呉地区の代表に選ばれたのですが、
奇しくもその時もファイナルがこの『広島市西区文化センターホール』で開催されました。
残念ながら結果はファイナル惨敗・・・
ファイナルラウンドに上がって来る子達のレベルの高さにただただ圧倒されて、
右も左も分からないまま、コンクールが終わってしまった感が有りました。
あれから1年経過して息子も多少は上手になっているように思えるのですが、
実は今回出場するブルグミュラーコンクールのA部門はユースコンクールに比べ
少し簡単な内容なので、息子の今までの戦歴(笑)を考えた場合、
金賞を獲得しないとピアノを辞めた方がいい位だったりします。
ただ、このブルグミュラーコンクールが簡単だというような
悪い意味合いではないので誤解がないようにお願いしますね。
もっと噛み砕いて言うと、どちらかといえば
ブルグミュラーコンクールのA部門は初級者向けなので、
そこへ5年もピアノをやっており、昨年度はユースの呉代表にもなっている息子が出場する訳ですから、
それ相応の演奏をしないとコンクールに対して失礼になるという意味です。
本当は上級者向けのB部門に出場するべきなのですが、
4月に右手を骨折してしまい、完治しないまま無理に6月のコンクールに出場した上、
9月には発表会もありました。
勿論、本業は小学校の勉強ですし、その合間に空手も頑張っています。
ですから、今回のブルグミュラーコンクールは
骨折が完治した後のリハビリを兼ねた感じで出場して
結果いかんにより、来年のピアノコンクールの事を見据えるつもりでした。
で、結果はと言いますと・・・
無事に金賞(1位)を獲得しました。
[こちらは表彰式の際に審査員の先生方と記念写真を撮影した際の様子です。
79人参加して金賞は8人だけでした。(息子以外の方は全て顔を隠させて頂いております。)
それにしても大きなトロフィーですね。受賞感ハンパないです(笑)。]
曲自体は1分弱の短い曲なのですが、その中で音色や表現力、それに拍等、
基本となる事が全て入っています。
短い曲だからそこ巻き返しが効かないのです。
長い曲だと第二楽章やセカンドループから立て直す事も出来ますが、
1分弱しか持ち時間がないので、
最初から最後まで譜面に忠実にミスなく弾く事が要求されます。
[こちらが息子の楽譜です。1分弱の曲に山のような書き込みがして有ります。
彼の努力が伺えます。]
ですから、先に初級者向けとは書きましたが、
ガチガチの初心者の方や
『何とかなるだろう』的なヤワな気持ちでの出場は難しいかと思います。
特に息子は短い曲で勝負するという事が今までなかったので、
今日はもの凄い緊張感の中で戦う事になりました。
という訳で今日の動画は
息子が演奏している様子をご覧頂こうと思います。
曲目は『25の練習曲』より『無邪気』です。
まぁ、結果が出たので一安心ですが、
息子はここ数日体調を崩しており、今日もかなり辛かったようです。
それでも気丈に振る舞ってピアノを弾き切りましたが、
帰路の車の中でとうとう嘔吐してしまいました。
実際、体調が悪い中毎日練習していた事もあり
コンクールが終わった安心感から気持ちが切れたようです。
誰に似たのかもの凄い負けず嫌いで
スイッチが入ると、とことん頑張ってしまう子です。
ですから、体調が悪くとも彼なりに責任を果たすため頑張ったのがよく分かります。
そして結果も出してくれたので、またひとつ彼なりに成長したように思えます。
親として『ありがとう』って言いたいですね。
ではでは・・・