霧の中に消えたバイク・・・

いや~ 昨日の動画で幽霊トンネルのネタをやったのですが、
マジでヘッドホンで聴くと変な声(音?)が入っていますよ~

まぁ、気のせいかもしれませんが、
それでも僕は気になりますねぇ~

この時期は怪談ネタが尽きないのですが、
僕は10代の時にガチで怖い目に遭った事が有ります。

今日の動画はその時の事をお話させて頂いているのですが、
動画の前に少し補足をさせて頂きますね。

それは『野呂山』という呉市内から東方面に30分位行ったところにある山へ
悪友3人と僕との合計4人で肝試しに行った時の事です。

時間は確か午後11時頃だったと思います。

ちなみに『野呂山』は839mもある結構高い山で
平成の大合併で呉市に編入される前までは『豊田郡』という郡部に所属していましたが、
呉市に編入後『豊田郡』はなくなっています。

で、4人のスペックですが、
僕がVESPA 50S 純正 調子は並み程度ですが やはり超遅いです。
悪友のK タクト 原チャリですがチャンバー等で軽武装!
悪友のH ホンダMBX50 当時はRZ50やMR50と並ぶ人気のスポーツ原チャリです。
悪友Hの兄 RZ250 言わずと知れた高速バイク 速すぎて『後家づくり』とまで揶揄されたマシンです。

と、まぁVESPAにとってはついて行く事が不可能はバイクばかりと(苦笑)
深夜の肝試しツーリングに出た訳ですが、
当然のごとく、山に登る途中でみんなに置いていかれ、オマケに山の中腹からは霧が出て
前が全く見えない状態になりました。

結果、僕は一人ぼっちで濃霧の中、839mの山をVESPA50Sで登るハメになったのですから
この時点でガチな肝試しになっていました。
と言うか・・・ 罰ゲームのようです(苦笑)。


で、ようやく山頂のPAに着いた時には、10分位はRZ250から遅れていたと思うのですが、
このジレンマを解消するため、山を下る時は
まずVESPAが出発→ それから2~3分してタクトが出発→ それから2~3分してMBX50が出発→
さらに2~3分して最後にRZ250出発・・・ こういったプランで帰路につく事にしました。

なので、一番手の僕は早速山から下る事にしたのですが、
初めて行った場所に加え濃霧だったため、下りる道を間違えてしまい
奥にある第二PAからに第三PAの辺りに迷い込み、
濃霧の中で暗い6VのVESPAのヘッドライトだけを頼りに下る道を探し続けました。

この時はマジで怖かったですよ~
霧の中、後ろから何かが追って来るような気がして、生きた心地がしませんでした。

こんな迷走を10分位続けた後、ようやく下山口見つけたのですが、
すでにその時は他の3人は全員下山しており、濃霧の中でさ迷った分
アドバンテージを全て失ってしまっておりました。

こんな感じで仕方なく、VESPAでトロトロと下山したのですが、
先に下山した他の3人は一番最初に出発したVESPAが到着していない事に驚き
事故ったのではないか? と心配していたようです。

その時VESPAの下山を待ちながら、3人で話をした際、
2番目に出発したタクトのKは濃霧の中でバイクを1台抜いたと言うのです。

彼は頑固で譲らない性格なので、他の2人には
『絶対抜いた、間違いない』と言い張っていたのですが、
3番目に出発したMBX50と最後に出発したRZ250は下山途中で何も見ていなかったので、
ここで話が食い違い、VESPAが事故したのでは? と心配していたようです。

と、そこへ遅れてVESPAに乗った僕が下山して来て
山頂のPAで迷って、結局最後に下山した事を伝えると、
全員、顔面蒼白・・・
『おい、タクトに乗ったKが霧の中で抜いたバイクは誰?』って事になりました。


事実、K以外は霧の中で何も見ておらず
僕が遅れて下山した理由をみんなに伝えるまでは
Kは霧の中でVESPAを抜いたと思い込んでいただけに
彼が一番恐怖を感じていたようです。


いったい、あの時霧の中でKが見たバイクは何だったんだろう・・・
今思い出してもトリハダが立ちます。

僕はその後、ずっ~と『野呂山』には行く気がしませんでしたが、
実は34年後(笑)、息子が幼稚園に入ってから、一緒に『野呂山』に行きました。
でも・・・ やはりその時の恐怖を思い出しましたね~

若気の至りとはいえ、軽い気持ちで肝試しに行くのはダメです。
絶対にね・・・

という訳で今日は前説が長くなりましたが、
今日の動画はそんな恐怖体験をおじさんが明るく語っております(笑)。
今日もお時間のある時に動画にお付き合い頂ければ幸いです。

(この動画はブログ限定です。)

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