いや~ 数年前のコロナ過明けの時期には
車がなかなか手に入らなかったことは記憶に新しいかと思います。
そんな中、義父の介護の頻度が上がり、
週に3~4回は病院への送り迎えが必須となってしまいました。
そこで中古市場を探したのですが、中古車のタマ数も限られており、
完全に売り手市場だったため、10万キロオーバーの軽バンでも
軒並み100万円を越えている状態でした。
なので、新車の購入も視野に入れて検討していたのですが、
新車の納期は1年位かかるとのことで、結局八方塞がりになっておりました。
そんな中、いつもお世話になっている車屋さんに相談したところ、
代車で使っている中古のN-BOXで、しかもミッションをリビルトしたばかりの
車両があったので、それを譲っていただける事になりました。
N-BOXは人気車種なのですが、非常に良心的な価格で譲っていただけた上、
コレで何とか義父の病院送迎号が入手できたので安心しました。
で、乗り始めて3ヶ月位経過してからのこと、走っていると『キュー』とか『クオ―』とか
異音が出ることがあるのです。この異音は数日続く事もあれば、全く音が出ない日もあって
原因の特定ができなかったのですが、もともと僕は旧車ばかり乗ってきましたから
車の異音なんてデフォです(笑)。
ですから、車検のときに見てもらえばモーマンタイと思って、そのまま乗り続けておりました。
そして、今年の春に車検に入れたのですが、不思議なことにその時には異音は消えて
問題なく車検をクリアしました。
勿論、異音の原因になるであろう場所は車検時に徹底的にチェックしていただいたので、
『今後は大丈夫でしょう。』とのことで車検を終えて乗って帰りました。
ところが、1ヶ月も乗らない間に再び『キュー』とか『クオ―』とか
走っていると異音が出始めたのです。
という訳で今日の動画はその異音をお聞きいただこうと思います。
今年の5月に撮影したモノです。
いかがでしたでしょうか?
動画ではそこまで大きな音に感じないかもしれませんが、
実際に乗っているとかなり大きな音で、隣で走っている車にも確実に聞こえるほどなのです。
ただ、異音が出る日と出ない日があるので、なかなか修理もママならない状態だったのですが、
年末ということで気持ち良く新年を迎えたいので、再度車屋さんに相談して
原因の究明と修理をお願いする事にしました。
で、その車屋さんを介してホンダのディーラーさんに問い合わせていただいたところ
秒殺で回答が上がってきました。
それが以下です。

[ホンダではN-BOXの異音は日常茶飯事らしく、ディーラー内では
“クー音”案件として共有されていたようです。]
さらに・・・

[クー音”案件の車種はN-BOXのみならず、N-ONEにまで及んでいました。]
で、原因は・・・

[プーリーコントロールバルブの製造公差内でのバラツキ・・・ とのことです。
バラツキかぁ~ まぁ、不良品というと問題になるので、いい日本語ですね。]
で、ホンダは新車販売時から間もない車にバラツキが出た場合は
無償で交換していたらしいのですが、さすがに我が家の車は古いので
対象外=実費修理で65,000円位かかるとのことでした、
ただ、乗っていても異音がするだけで、走行や機能には問題がないため、
修理しない方が多いとの回答でした。
なので、うちも修理せずに異音と付き合いながらN-BOXに乗る事にしました。
ところで前出の『バラツキ』という表現ですが、VESPAのレストアをしていると
海外から届くOEMパーツは、ほぼこの『バラツキ』に該当します(笑)。
中には “バラついてなくて” きちんと装着できるまとなパーツもあるのですが、
そういったケースは珍しいので『大丈夫かこのパーツ? きちんと装着できてるぞ~』と
かえって怪しんでしまいます。
まぁ、N-BOXにせよVESPAにせよ、僕の生活はコレからも『バラツキ』と
うまく付き合っていくことになりそうですね。
ではでは・・・

