いや~ 今日は 『海の家』 で仕事をしていましたが、
その合間をみて、モールトンMK3をツインスプロケットにして、
外付けのディレーラーを装着してみました。
[こちらがそのツインスプロケットを装着した際の様子です。海外ではデュアルコグとも呼ばれており、
早い話が二枚歯にして、内装3速とのコンビネーションで6速仕様にしたと言う訳・・・
ディレーラーはご存じ、ビンテージパーツの定番、シクロベネルクスです。
ちなみにベネルクスは縦に配置するようなパターンをよく見ますが、
僕はあの角度が好きではなく、一番、格好イイと思った、
Jack Lauterwasser MK-3のディレーラーの角度を参考にして配置しました。
補足ですが、Jack Lauterwasser MK-3には、1985年に会社が消滅した、Simplex社のパーツが付いています。
外観から判断する限り、LJの軽量版 “4000T/SP” ではないか? と思います。
間違っていたらゴメンなさい・・・]
ただ、コレがもうメンドーな作業で、クリアしないとイケない点が何点もありました。
まず・・・ スプロケットを2枚にした事により、リアの三角フレーム部分に
チェーンが干渉するので、渋々、内装ハブの内部をバラし、
シャフトをズラしてディレーラーサイドにスペースを作り、
その部分にスペーサーを入れ、干渉しないようにしました。
しかし、左サイドの内装ドラムシューを含め、内部を全て取り外した為、
ベアリング受けが走行中に緩み、次いでドラムケースまでガタガタになるという
致命的な症状が出ました。
改善の為、ベアリング受け部分にWナット + ベロ付ワッシャーを使い、緩みを防ごうと考えたのですが、
この部分のシャフト径が、何と “12 x 1mm” と有りえないサイズなのです。
当たり前ですが、ホームセンター等で簡単に入手出来るサイズではない上、
『海の家』 にあったネジ箱にも、1.25mmピッチのモノしかなく、
苦肉の策として、フリーハブの回転が安定する場所を決め、
その位置でセンターシャフトが緩まないように溶接しました。
さらに、その上からLAMBRETTAのクラッチ部のカラーを入れ
ドラムケースを浮かせ、回転させつつ、熱を持たせないという対策も取りました。
はぁ~ めんどくさい・・・ (涙) 。
[シフトレバーはカンパニョロのビンテージ品を使いました。
ディレーラーがベネルクスですから、こちらもべネルクスを使わないと “邪道だ” と言われそうですが、
僕はこのカンパニョロのデザインが大好きなので、このパーツをチョイスした次第です。]
ただ・・・
モールトンMK-3をツインスプロケットにすると、楽しいかなぁ~と思ってやってはみましたが、
メンドーなだけで、何も楽しい事はありませんでした (苦笑)。
この後、時間がある時、GBのドロップハンドルを入れ、フロントにTAの56Tを装着する予定です。
はぁ~ ・・・ (ため息) この先、このMK-3をイジって、少しは楽しくなるんだろうか・・・
それだけが不安です。
と、言う訳で今日の動画は、『海の家』 から撮影した海辺の様子と
モールトンMK-3をご覧下さい。