思い出のラスコルサ (LASCORSA) Season1 バラしてみよう・・・

いや～　今日は朝から『海の家』に入り仕事をしつつ、
いつものように、実家から運んだ荷物の整理をしていました。
で・・・　ここ数か月、色々と頑張ったおかげで、何とか整理がつきそうな感じです。

そんな中、僕にはど～しても気になる事がひとつあるのです。
その気になる事とは・・・
中学1年の時に祖母に買ってもらった
ラスコルサ (LA SCORSA) という自転車の処遇です。
(自転車に処遇って、ちょっと大げさですが・・・笑)。

今考えてみれば、恵まれていたと思うのですが・・・
中学生になって、フツーに日米富士の自転車を買ってもらった後、
すぐにドロップハンドルのスポーツ車が欲しくなり、
程なく、フェザーコンポという赤いスポーツタイプの自転車を買ってもらいました。

ところが、僕の欲求は収まらず (笑) 、数か月後に再びお願いして、
ナショナルのラスコルサという、本格的なロードレーサーを買ってもらいました。
当時、中学1年が乗る自転車にしては、まずまず高価な物だったような気がします。

まぁ、うちの家は結構フランクで、欲しいモノはとりあえず何でも買ってくれていたので、
そのあたりでストレスを感じた経験はなかったように思います。

実際、高校生になり、すぐに学校に内緒で原付免許を取った後、VESPA50Sも買ってくれた上、
ドラムを習う為、個人の先生を付けてくれたりと、この多感な時期に経験した事が
今もって、僕の人生の大きな柱となっていますからね・・・

未だに自転車は大好きですし、下手クソですがドラムもやっています。
VESPAに関しては仕事になってますからね・・・

この歳になり、僕のわがままを何でも受け入れてくれた、
祖母や父には感謝の気持ちで一杯です。
それに、いつも父が言っていた、『最初から良い物を買いなさい。』との考えた方も、
理解しているつもりですし、その言葉を実践しているつもりです。

やはり、良い物は子供の感性を伸ばしますし、高額な物はそれなりに理由があると思います。
安価な買い物が悪いとは言いませんが、常に安価な物ばかり手にする人や、
ランクを下げて2番目に欲しい物とかを買うような人は、人生の楽しみが半減しているような気がします。

ただ、安価な物ばかり買う人が悪いと言い意味ではありませんので、誤解のないようにお願いしますね。
あくまで、個人の感覚ですから・・・

話がソレましたね (笑) 。
元に戻りましょう。

この7月に父が亡くなり、実家を取り壊すにあたり、
最近になり、捨てる物と保管する物の選別がほぼ終わり、少し気持ちにゆとりが出て来たのと同時に、
長い間、実家の軒先に放置され、その後『海の家』でも雨ざらしになっていた、
ラスコルサに対して、多感だった中学生の時の事を思い出し、色々と込み上げて来る物がありました。

で、『やるなら今しかねぇ～』と思い、
一念発起して、レストアする事にしました。

[こちらがそのラスコルサです。35年も経過していますから、超ジャンクです。
僕の持っているのは初期モデルの為、リアブレーキのアウターガイドがバンド式で、
リアデュレイラーのワイヤーの取り回しが、チェーンステイ（スィングアーム) の上側になっています。]

[ハンドル関連は日東の105にパールのステム、バーテープはBenottoのセロテープです。
恐らく105は純正ですが、パールの100mmステムとバーテープは、
当時 (中学1年の時) 自分で交換した記憶があります。ただ・・・これらも “超ジャンク” で
パールのステムに至っては亀裂が入っていました (苦笑) 。]

[ブレーキレバーはデュラエースに、キャリパーはグランコンペです。
今にして見ても、中学1年にしては、なかなか渋い選択ですね (笑) 。]

で、程なくバラバラにしました。

[VESPAのレストアに比べると、パーツの点数が少ないので、あっと言う間にバラバラになります。
でも簡単とは思いません。自転車の整備は職人の仕事です。奥が深いのです。
僕はVESPAのレストアはプロですが、エンジンが組めるからと言って、
自転車が完璧に組めるとは思っていませんので、やはりプロの自転車職人さんには
敬意をもっていますし、憧れもあります。]