いや～ 今日も早朝から 『海の家』 へ入りました。
という訳で、今日の動画は早朝の海の様子をご覧下さい。
昨日とは違いキレイな朝日を望む事が出来ました。
さて、相変わらず超忙しい毎日で、修理車両が一杯の上、
レストアも数台平行して行っている為、かなりハードな状態です。
こんな状態だからこそ、今日もあえて名作 (迷作?) や旧作映画を観て、
気分転換を図ってみる企画の第8弾に行きたいと思います。
で、今日はですね、『ヤングレーサー (1963年 アメリカ製作) 』 を
ゆっくり観てみる事にしました。
(ネタバレになるので、このブログでは美味しい部分だけ摘まんでご紹介します。)
[こちらがそのヤングレーサーのVHSビデオです。今回も購入しました。
監督は 『低予算映画の王者』 と言われている映画界の重鎮 『ロジャー・コーマン』 です。]
この 『ロジャー・コーマン』 はチープな特撮ばかり製作する為、
カルト映画ファンからは絶大な人気が有ります。
特に巨大生物 (カニや蜂) が人間を襲うB級SFを製作させたら “右に出る者” はいません。
そんなB級SF専門の監督が製作したレースの映画がこの 『ヤングレーサー』 なのですが、
どんな内容なのか? 前々から観てみたいと思っていました。
で、現在、DVDが出ているかどうか? 調べたところ、
2007年に 『The Roger Corman Collection.』 なるDVD-BOXセットが発売されていたようなのですが、
リージョンコードが1だったので、アメリカ専売品らしく、当然の事ながら字幕バージョンは存在していません。
ですから、この映画を字幕で観る為には、前出のVSHテープを買うしかなかったりします。
しかも、この映画が製作された1963年当時には劇場公開されておらず、
後にテープとして販売していたようですが、製作当時 (1963年) には家庭用のデッキは普及していないハズですから、
営業戦略としては理解に苦しむところです。
ただ、全編を観たところ、古い葉巻型のF1が沢山出て来ますし、
60年代初頭のサーキットの雰囲気も味わえるので、僕はとても好感が持てる映画でした。
[こちらがその葉巻型F1です。 映画が製作された1960年代初頭はロータス25がF1界を席巻していました。
劇中の主人公が乗るF1マシンもロータス25と同じ、ブリティッシュグリーンに黄色のホイ―ルなので、
当時のトレンドマシンを取り入れた可能性が大ですね。]
[60年代当時のF1はジェットヘルにゴーグルという出で立ちです。
しかも、サーキットの側壁は干し草です。 安全性無視のF1創世記といったトコでしょうね。]
この映画が製作された1963年には、ロータス25を駆る 『ジム・クラーク』 がF1の年間チャンピオンになっています。
車好きな方ならご存知かと思いますが、 『ジム・クラーク』 はF1史上、最も優れたドライバーのひとりに数えられており、
天性の速さの資質においては、かの 『アイルトン・セナ』 に並ぶとまで言われています。
ですが、1968年にレ―ス中に事故死してしまいます。
当時、すでにF1は300km近いスピードが出ていました。
先にF1に乗るスタイルがジェットヘルにゴーグルだけと書きましたが、
驚く事に60年代のF1にはシートベルトが装着されていない時代だった為、
事故＝死というのは避けられない事だったようです。
天性の速さの資質や事故死という点では 『アイルトン・セナ』 にそっくりですが、
顔の方もなかなかのイケメンですから、興味のある方は 『ジムク・ラーク』 でググってみて下さい。
[こちらは主人公のジョーを演じる 『ウィリアム・キャンベル』 です。]
[この映画には意味なくビキニのお姉さんが出て来ます。
B級感満載ですが、出て来る女優陣が全てS級の美女ばかりなのです。
よくよく調べてみたところ、出演者の欄に 『FEATURING ザ・インターナショナル・プレイガールズ』 と
記載されていた為、納得・・・・ 今で言うバーターですな。]
さて、ストーリーの方ですが、レース場での恋愛と青春活劇とだけ書いておきましょう (笑) 。
正直、ストーリーの甘さは否めませんが、60年代の雰囲気を感じる事が出来るのは、
こういったB級映画の良さかもしれませんね。
[車、ファッション、街の景色等、60年代のサブカル好きな方にはオススメです。]
[最後はレース中に事故、そして炎上・・・ 主人公ジョーの運命は・・・]
興味のある方は、是非、映画の方をチェックしてみて下さい。
という訳で今日は最後にこの 『ヤングレーサー』 のtrailer をご覧下さい。
