いや~ 昨日に引き続き
今日もモールトンの整備を行いました。
で、結局チェーンやリムバンド、
それにチェンジワイヤー等は自転車さんで購入しないとイケないので、
昨日の夜のうちに一度市内へ戻り、今日は午前中のうちに必要なパーツと材料を入手してから、
再びお昼前に 『海の家』 へ入りました。
で、満を持して (笑) 整備再開です。
[まずはBBのOHとグリスアップです。
そんなに性能がUPするとは思えませんが、やらないよりはマシなので
ベアリングの洗浄と各部のグリスアップを行った後、再組立てしました。]
[BBをOHした後、レーシーな感じのTA (写真左) を入れてみたのですが、
全然似合わないので、純正 (写真右) に戻しました。]
[チェーンはサビていて使用出来ない感じだったので新品に交換しました。
さすがに60年代のチェーンを破棄して新品に交換すると駆動が軽くなりますね。
全然違います。]
で、ここからが問題です・・・
[Sturmey-Archerのチェンジ部のジョイント (赤い○部) が欠品していました。]
そこで・・・
[パーツ箱を探したところ、新品のジョイントパーツ (赤い○部) が出て来たので、
今朝、購入した新品のワイヤーと一緒に組み込む事にしました。]
ただ・・・
困った事にギアトリガーが完全に壊れていて使えないのです。
このモールトンは4速ギアで、現在廃番になっており、対応出来る社外トリガーさえ存在しない為、
当時の純正の中古品を探して来るしか方法がありません。
3速ならシマノ等のフリクションタイプのサムシフターで流用可能なのですが、
4速に関しては、ギアの引きシロが特殊な為、純正以外は使えなかったりします。
そこで手持ち品を探したところ、自転車のパーツ箱に
SRAMの5速ハンドルグリップチェンジがあったので、
とりあえず乗る為に、このパーツを加工して装着する事にしました。
[こちらが急きょ組み込んだSRAMの5速ハンドルグリップチェンジです。]
勿論、SRAMの5速用でSturmey-Archerの4速のギアが切れる訳ありませんし、
僕も切れるとは思って組んでいません。
ただ、ワイヤーを引いて調整しながら、Sturmey-Archer本体が使えるかどうか?
テストが出来るのでとりあえず組んだ次第です。
で、結果から言いますと、1速を優先すれば4速が入らず、
4速を優先すれば1速が入らずといった感じでしたが、
とりあえず全てのギアが入る事が確認出来たので、その点では収穫でした。
やはりSturmey-Archerの4速はギアの引きシロが長いので、
1速多いSRAMの5速用でも対応出来ませんでした。
なので、僕はとりあえず街乗り仕様にする為、
4速から2速の間で使えるセッティングで組みました。
実際、1速は “激軽” なので一般道で使う事は皆無だと思いますからね。
無くてもいい位ですよ~ (笑)。
[午後7時を過ぎた頃、ようやく乗れるところまで組み上げる事が出来ました。
各ワイヤーは新品に交換、ベアリング類は全て洗浄後グリスアップしました。
でも、たまにキシキシ鳴いてます・・・ まぁ、50年前の自転車ですからOKとしましょう (笑)。]
という訳で今日の動画は
とりあえず整備が済んだモールトンの試運転の為、
夕闇迫る海辺へ行った際に撮影したモノをご覧下さい。