いや~ 今日営業ブログですよ(笑)。
先日、バラバラの状態で入荷した1979年型 125cc ET-3プリマベラを仮組みして
どうにか押し歩き出来るようにしてから販売用の写真を撮影しました。
写真を見ればお分かりかになるかと思いますが、
未整備、未チェックの現状販売、完全なるレストアベースです。
ですが1979年型125ccET-3プリマベラなんて、市場に残っていないので、
時間をかけてレストアする価値はあるかと思います。
しかしながら、予算がなくて安価にVESPAに乗りたい方には不向きです。
こういったレストアベース車は心とお財布にゆとりがある方でないと
所有できないと思いますので、今回記載させて頂いております67枚の写真と
動画をご覧になり慎重にご検討下さい。
[1979年型 125cc ET-3プリマベラです。
前のオーナーがハンドルやエンジンカバー等を青に塗られております。
全体的に傷や錆が多々有りますが、目視の限りでは事故歴はなく
歪みや等はございません。今から45年も前の車体です。
年代を考慮して頂くと、レストアベースとしてはまずまずの状態かと思います。
しかしながら、整備経験がない方や神経質な方、それにギリギリのご予算で
購入される方には無理かと思いますので、慎重にご検討下さい。]
一見コンプリート車に見えますが、現在は仮組み状態ですから
内部の配線、ワイヤーは入っておりません。
また小物類も全て装着されておりませんので、状態やスペックをご理解の上で
ご対応下さい。
[この1979年型 125cc ET-3プリマベラには
レアなAPRILIAのヘッドライトが付いています。
これは70年代後期の短期間だけ採用されていた仕様ですので
市場で見る事は皆無です。]
[メーターは純正のホワイトフェイスが付属します。
70年代品ですから後期のクリップオンではなく定番のアジャスター仕様ですが
起動確認が取れておりませんので、OHや整備を前提にお願いします。
またセンターキーもグラ付きが有って固定できない状態ですから要整備です。]
[グリップは貴重な旧型モデルです。コレはこのVESPAの純正指定品です。
左右のレバーも純正品が装着されております。
残念ながらウインカーは左右共に内部がなく折れておりますので使用不可です。
現在は中古のホワイトウインカーレンズはダミーとしてテープで固定しております。
ウインカーは新品をご準備下さい。
メインスイッチはキルボタンのないET-3の純正品が付いたままですが
起動確認が取れておりません。またウインカースイッチも錆等が有る為
スイッチ類は双方共に要整備でお願い致します。]
[このET-3は2本ピンで固定する丸型キーカバーモデルですが、
残念ながら欠品しております。
ブランクキーも欠品しておりますぼで、レストアの際に合わせてご準備下さい。
尚、このVESPAは現状販売ですから、整備のサポートやアドバイス、
それにパーツの供給は一切できませんので、予めご理解の上でご対応下さい。]
[フロアには錆や傷が多々有りますが、事故で曲がったような痕はなく
大きな穴も有りません。今から45年も前のVESPAのレストアベース車としては
悪くはないと思いますが、整備経験の無い方にはハードルが高いと思いますので、
慎重にご検討下さい。またこのVESPAの大きな特徴としては
ブレーキパイプを通す穴が丸穴になっている点です。
コレは70年代モデルの大きな特徴です。]
[旧型のフライホイールや125/90表記のシリンダーヘッドカバーも70年代の
純正品が装着されております。尚、フレーム番号は『VMB1T-75XXX』です。
末尾3桁は購入者様のために公開致しません。]
[テールライトアッセンも70年代の純正品が装着されておりますが
配線が入っておりませんので、未チェック状態です。
リアの『ET3』&『125primavera』のバッジも70年代の純正品が装着されております。
このバッジ類は大変に貴重です。]
[70年代の純正旧型シートが装着されておりますが、破れてボロボロだった為
黒いガムテープを貼って養生しております。
シートは内部のスポンジ共々張り替えリビルトが必要です。
シートフレームには錆が有りますが、折れは無いのでベースとしては問題ないと思います。
しかしながら整備経験の無い方には厳しいと思いますので慎重にご検討下さい。
またシート下のグレーの小物入れも70年代の純正品が付属します。]
[ガソリンタンクは何故か? 後発のビンテージ・シリーズ用が装着されておりますが
内部の錆が酷く防錆コートが必要です。
またガソリンコックも固着して動きませんのでトータルでレストアが必要です。
]
[スペアタイヤホルダーとホイールも70年代の純正品です。
チェックしたところホイールは3本共70年代の純正が付属しておりました。
レアパーツですが経年から錆や傷が有る為、ブラストや再塗装が必要です。
またタイヤは3本共中古品で、内部チューブも未チェックですので
全て関してレストア再生が必要である事をご理解の上でご検討下さい。]
[サイドボックスの開閉キーは紛失しておりますので、
ハンドルロックとトータルで交換が必要です。
ボックス内部には錆が発生しておりますが、抜けるような酷い状態ではありません。]
[フロントフォークには曲がり等はなく普通に押し歩き出来ます。
フェンダーとフロントバッジは後発の純正品に変更されておりますが、
目視では70年代品と相違ありませんので、一般的には見分けがつかないと思います。
センターバッジは後発のリプロ品が装着されております。
タイヤ、ホイール、ドラムも全て70年代の純正品ですがトータルでレストアが必要です。]
[ET-3ならではのハマキ型マフラーも70年代の当時物が装着されておりますが、
始動確認が取れておりませんので状態は不明です。
目視ではそんなに酷い状態ではありませんが、手前の取り付けボルトが折れております。
また、リアドラムのスタッドが1本欠品しておりました。]
[フロア裏やエンジンフード内部には錆が出ておりますが、
目視の限りでは酷い抜けや穴等は無いようです。
今から45年も前のVESPAですが、レストアベースとしては最適かと思います。
リアブレーキペダルを固定するフレーム側のスピードクリップが欠品しております。]
[こちらが付属品一覧です。
キモとなるキャブレターや電装コイルやCDIユニット等は付属しております。
大まかなパーツは全て揃っておりますが、細かいネジ、ラバーパーツ等の
欠品はあるかと推測します。全てに関してレストアベースとしての販売ですから
現状、現物優先とさせて頂きます。]
[こちらは付属の電装ハーネスとワイヤーです。
ハーネスはフレームから抜く時にホーンから上がカットされているようです。
他のワイヤー類も経年劣化が激しいのでレストア整備が前提となります。]
[エンジン番号はVMB1M-49XXXです。
末尾3桁は購入者様のために公開致しません。
キックは降ります。
ご存じの方も多いかと思いますが、ピアジオは1976年~1990年までの
ET-3のVMB1M型エンジンの製造年をリリースしておりません。
ですからエンジンの仕様から判断するしかないのですが、
本エンジンはプリマベラと同じスモールテーパークランクで
スモールボディ初のCDIユニットになっており、明らかに後発のビンテージシリーズとは
異なる仕様ですので、1979年のマッチングエンジンである事が容易に推測できます。
しかしながら細かい事が気になる方はご自分でお調べになり、
裏付けを取ってからお買い上げ下さい。]
[なかなか市場に出ない貴重なVESPAです。
全てにおいてレストアが必要ですが、それを楽しめる大人の趣味人の方に
お引き取り頂けますと幸いです。]
という訳で今日の動画は
この1979年型 125cc ET- 3プリマベラをご覧頂こうと思います。
写真は少しトーンカーブを上げて明るく編集しておりますので、
実際のVESPAの色合いはこちらの動画の方が近いと思います。
いかがでしたでしょうか?
このVESPAに興味がある方は当店のホームページをご覧頂き
内容をご確認後、ご連絡をお願い致します。
商品番号はVSRQ119です。
尚、現状販売のレストアベースですから整備のサポートやアドバイスは
一切行っておりません。全ての作業をご自分で楽しめる趣味人の方に
お願いしたいと思います。
またフルレストアしてからお渡しする事も可能です。
ご予算とお時間が許すお客様はお気軽にご相談下さい。
以上、今日は完全なる営業ブログになってしまいましたが
どうぞ宜しくお願い致します。
ではでは・・・