夕暮れのET3・・・ 13,000kmの雄姿(笑)。

いや~ 昨日は一日かけて 『海の家』 で、
修理でお預かりしていたET3を直していました。

で、夕刻には無事に修理も完了したので、
今日はその納車の為、広島市内へと向かいました。

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[今回はフロントにガタがあるのでチェックしてほしいとの依頼でお預かりしました。
バラしてみたところ、フロントドラムのセンターシャフトが、スラスト方向に大きく振れていました。]

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[センターシャフトを抜いて見てビックリ ! フォークリンク側のベアリングがバラバラになり、
アウターガイドしか残っていませんでした・・・ (苦笑) 。]

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[勿論、新品のベアリングに交換・・・ 
パーツストック庫にあったドイツメイドのSKFを使用する事にしました。]

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[当然、シュー側のベアリングも交換して、新品のオイルシールを入れれば完成 ! ]

と、こうしてブログで書いてしまえば、僅か数行で収まりますが (笑) 、
実際、かなり大変な作業だったりします・・・


実はこのET3は、当店で6年程前に販売させて頂いた物ですので、
今回のような大変な修理も喜んでお受け出来ますが、
他店で買ったヤツが修理してくれって言っても、勿論、お断りしますね。
メンドーですから・・・


さて、今日の動画はですね・・・ 無事に修理を終え、テスト走行を行ったので、
その時のET3の雄姿 (?) をご覧頂こうと思います。

当店でエンジンをオーバーホールして納車させて頂き、
すでに6年が経過し、走行も13,000kmを超えていますが、
キック一発で始動して、すぐにスローも安定します。

やはり、“通勤号” として毎日使って頂いているので、機関が安定していますね。
コレクターの方向きのビンテージモデルのレストアも大切な仕事ですが、
毎日の足で使って頂くお客様のVESPAをメンテナンスさせて頂くのも、
これまた大切な仕事だと思っております。

VSHを信頼してスクーターを買って頂いた限り、
オーナー様がどんな状態になっても、乗り続けたいと言われるのであれば、
それに合わせた修理、メンテナンスでこれからも、対応して行きたいと思っています。

と、言う訳で、今日の動画は、夕暮れのET3の雄姿です (笑) 。

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[夕暮れのET3・・・]

ET3タイプのハマキ型マフラーに交換したいなぁ~ と、お考えの方は、
マフラーの排気音も参考になさって下さい。


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