いや~ 先日、1965年型のモールトン スピードが完成したのですが、
今日は遅ればせながら、その詳細をご覧頂こうと思います。
[赤いグリップとレバーキャップ、それにロングステムとスワローハンドルは当時の純正品です。
ワイヤーのアウターも当時モノの純正品を使いリビルトして、ベルはAdieのRacingタイプを装着しました。]
[タイヤはデッドストックのホワイトタイヤを採用。フェンダーは60年代のスポーツフェンダーを使い
少しカットした上、アルミっぽく見えるように、フラットシルバーにペイントしています。
リムはアルミ製に交換して、70年代のサンシンのクイックを入れました。36Hなので、初期のモールトンに準じています。
また、ダストキャップもCampagnoloのビンテージ品を使っています。]
[Moulton Speedのロゴは当時のモノです。
この部分だけを残し、他のフレーム部分は簡単なリペイント補修しています。
ちなみに・・・ ワイヤーのアウターガイドは入手出来ないので造りました。]
[定番のMilremo製コッタードクランクにチェンリングはTA製の70Tを装着しました。
見た目がバカっぽくて僕は好きですが、乗るのは大変ですよ・・・ (笑)。
ペダルも定番のLyotardを採用しました。こちらはデッドストックパーツです。
また、見た目を考慮して、リアキャリアの受けやスイングアーム部のナットはメッキしています。]
[4速用のトグルチェーンが壊れていたので、3速用を流用して製作しました。
リアフェンダーはフロント同様、60年代のスポーツフェンダーを採用したのですが、
後方は少し長めにカットしています。]
[リフレクターは純正のBluemelsです。少し高い場所に配置して、
フェンダーの後方が長く見えるように工夫しました。]
[サドルは当初、フジタ製のビンテージ棒サドルを装着していたのですが、
お尻が痛くなる為、おっさんの僕には少し厳しいと思ったので、
この写真のように、Middlemoreに変更しました。]
[この黒いバッグも当時の純正パーツです。フロントも持っているのですが、
前後共装着したら、重たい感じになるので、今回は後方だけにしました。]
[シートフレーム部にはK65の打刻が・・・
これは1965年にBMCのカービーファクトリーで生産された事を示す物です。
事細かく仕様が異なりますが、ザックリ分けるとS2になります。]
[ご覧のとおり、写真の撮影が終わる頃には、トップリと日が暮れて来ました。
晩夏の夕暮れは切ないですね・・・]
と、言う訳で、今日の動画は、
晩夏の夕暮れ時とセミ時雨の中のMoulton Speedをご覧下さい。