いや~ 昨日、テスト走行中に止まってしまったVESPAの事が気になり、
気持ち良く寝る事が出来ませんでした。
で、結局、早朝5時半からお店に出て、再整備を開始したのですが、
原因はタンクキャップ部がサビており、そこに開いている空気穴が塞がっていた為、
少し走るとタンク内が真空になり、キャブへガソリンが落ちて行かなくなるようでした。
実際、この症状は古いガソリンタンクにはよくある事なので、
タンクキャップにもうひとつ小さな穴を開け、空気の逃げ穴を作ってあげて
問題を解決させました。
う~む、こんな事なら、昨晩、エンジンが止まった際、タンクキャップを開ければ良かった・・・
と、後悔しかり・・・
実はこの症状で止まった場合、タンクキャップを開けると、
『プシュ』 って炭酸の瓶を開けた時のような音がして、
内部の真空状態が解除されるので、再びキャブへガソリンが落ち始めます。
もっとも、また少し走ると、真空状態になるのですが、
再びタンクキャップを開ければ、何とかエンジンは始動するので、
この繰り返しでお店まで戻る事が出来たのです。
タンクキャップ部をチェックしていれば、
何も暗い山道を押して歩く事もなかったのに・・・ と思うのですが、
やはり、午後8時を過ぎ、辺りが暗くなって来た山の中では、
なかなか冷静な判断が出来ないモノですね~ (苦笑) 。
まぁ、とにかく、無事に問題が解決したので、
午前9時からテスト走行を再開しました。
[こちらが再テスト走行中の様子です。今回はもの凄く調子が良かったので一安心です。]
ただ、乗り込んで行くと、リアブレーキが少し鳴き始めたので・・・
他は何も問題はなかったので、もう少し乗り込んで、
不具合が出ないようでしたら、お客様へお届けする予定です。
皆さんも真空状態には十分、ご注意下さい (笑) 。
と言う訳で今日の1曲は “真空繋がり” で、
『真空ホロウ』 の 『闇に踊れ』 をお聴き下さい。