いや～ 息子には親友がいます。
その子はいわゆる転勤族のご家庭で幼稚園に入る時に関東から呉市に来られました。
息子とは同じ幼稚園で仲良くなり、一緒の小学校に入り毎日通学していたのですが、
小学3年の時にお父様の転勤が決まり、再び関東に引っ越されてしまいました。
とは言え、竹馬の友はよく言ったモノで、3歳から遊んでいた2人の絆は固く、
広島と関東に離れてからもスマホやラインで連絡を取り合っていました。
そんな中、一度だけ呉に遊びに来てくれた事もありました。
で、その後奇跡が起きたのです(←大げさですが・・・)
息子が5年生になった春からその親友が呉に戻って来たのです。
これにはちょっと複雑な(奇跡的な?) 経緯があるのでお話しますね。
大きなニュースになったのでご存じの方も多いかと思いますが、
呉の老舗の製鉄所が2023年で閉鎖になります。
息子の親友のお父様がその関連会社にお勤めだったのですが、
製鉄所の閉鎖に伴い、そのお父様がお勤めの会社の呉支店も閉鎖する事になり
その残務整理で関東から期間限定で戻られたのです。
期間は2020年の春から2021年の年末の約1年半だったのですが、
わざわざ僕の家の近くに家を借りて下さり
再び同じ小学校に編入して、以前と同じように
息子と親友君は2人で小学校に通えるようになったのです。
で、最終的には同じ小学校で卒業式を迎える事ができました。
親としては感無量です・・・
その親友の子は本当によくできた子で
朝寝坊して遅刻しそうなうちの息子を何度も迎えに来てくれたりしました。
背もすごく伸びて、頼りがいのあるいい男の子に成長した姿をみると
本当に嬉しくなります。
ただ・・・
前記のように呉市への復帰は限定的なモノでしたから、
すでに昨年末にはお父様だけ関西へ転勤され、呉での卒業式が終えたと同時に
息子の親友はまたまた引っ越してしまう事になりました。
[今日、家族3人(息子、奥さん、僕) で最後のご挨拶に伺いました。
春の時期の引っ越しのトラックって切ないですね・・・]
[コロナ過で外では遊べないので、
親友が住んでいるアパートの屋上へ行く階段でいつも2人でゲームをしていたそうです。
僕は今日その場所をはじめて見たのですが、秘密基地のようで素敵な場所でした。
いい思い出ができたのではないか・・・ そんなふうに思います。]
[引っ越し寸前(引っ越し中)でも2人はゲームをしていました(笑)。
親が思っている程分かれは深刻なモノではなく、子供たちでうまく消化しているように感じました。]
実際、夜になり関西の引っ越し先へ到着した親友からラインが入り
2人でオンラインゲームをしていましたからね～
昭和オヤジの感覚では “引っ越し、転校は永遠の分かれ” ・・・ 的な悲壮感がありましたが、
今のデジタルエイジには関係ないようですね。
その点では少し安心です。
何はともあれ、2人の友情が続く事と
転校先での楽しい学園生活を願っております。
ではでは・・・
