いや~ この夏から製作を始めた『放置プレイVESPA』ですが、
組み立て後にテスト走行を行い、ロングツーリングにも出て
初期のオイル漏れも修理して・・・ と色々とありましたが
どうにか調子も上がってきたので、ここで完成報告(笑)をさせて頂きます。
このブログをご覧になって下っている方ならお分かりかと思いますが
この『放置プレイVESPAは』うちの奥さんVESPAで
自宅の軒先で17年位雨ざらしになっていたモノです。
流石に17年の放置プレイはかなり厳しいモノで
いつ三途の川を渡ってもおかしくはない状態になっておりました(苦笑)。
フロアパネルは完全に抜け、エンジンも配線もワイヤーも全部アウトでした。
実際、この状態から外注の塗装工場へ板金とオールペイントを依頼したら
30万位はかかるとの回答が来ました。
他にもエンジンパーツやタイヤや各部の消耗品の購入を考えると
気が遠くなるような経費がかかる事は目に見えておりました。
そこで、考えたのが外注の板金とオールペイントは全て自分で行い
外装は出来る限りパーツ庫に保管している長期在庫部品で組み立てるという方法です。
正直なところお客様のVESPAではないので、この方法でDIYを楽しむ事にしたのですが、
仕事ではない為、ストレスやプレッシャーを感じる事もなく楽しく製作できたので
僕としてはイイ気分転換になりました。
何だか10代後半の学生の頃に自宅の庭でエンジンを組み立てていた
あのDIYの感覚が蘇ってきて、久しぶりに楽しみながら製作する事ができました。
いつもならモールトンの製作でストレスの発散をしておりますが
今回のように販売車ではないVESPAのDIYはとても楽しいので、
また機会があればやってみたいと思っております。
という訳で今日も前置きが長くなってしまいましたが(笑)
完成した『放置プレイVESPA』の写真をご覧頂こうと思います。
[ベースの車体は1991年型のVESPA 50Sビンテージです。
本当にボロボロなVESPAで原型を留めていませんでした。
是非このブログに記載してある過去の製作内容と合わせてご覧下さい。]
[ヘッドライトは分解して内部とリングをメッキカスタムしております。
フロントバッジは『Vesap50s』の流れ文字仕様です。コレはRMSの現行品です。
レッグシールドモールは純正ソックリのイタリア製の社外品を採用しました。
理由はメッキモールよりも安価だったからです(笑)。でも装着はかなり大変でした。
ホーンは同色にしてメッキカバーを被せております。
そしてホイールボルトはレアな『88ピラミッド』ロゴモデルを使っております。]
[メーターはビンテージシリーズの純正品です。
この純正メーターは針の先に蛍光ペイントが塗ってある最後期モデルです。
ミラーステーは70年代の旧型モデルを採用しました。コレはかなりレアです。
そして新品のメッキシャープレバーにMPの60年代のグレーレバーキャップを装着しました。
このレバーキャップは未使用のデッドストックパーツを使っております。
加えてグレーグリップは6角のピアジオロゴが入ったウインカー仕様のレアモデルを使い
ウインカーレンズは定番のホワイトにイエローバルブを入れております。
ハンドル周辺のパーツはいわば “VESPAの顔” ですから、レアなパーツを多数採用しました。]
[フロアレールエンドは全てメッキカスタムしました。
写真では写っておりませんが、フロア裏には補強版も入れております。
ハンドルロックは6mmのZADIですが、ブランクキーにラバーゴムが付いていない
90年代のデッドストック品を採用しました。加えてキーカバーもメッキ加工しております。
タイヤは人気のホワイトタイヤをチョイスしました。これはもうテッパンですね(笑)。
そしてフロントフォーク、サス、ドラム等をボディと同色に仕上げ、細かいパーツ類は
全てメッキカスタムして見映えを上げております。]
[シングルシートは90年代~2000年代初頭のイタリア製の後発品です。
フレームしか持っていなかったので、内部スポンジを製作して外皮レザーも
DIYで張り替えました。後部の『PIAGGIO』バッジは70年代の純正品を装着しました。
タンクキャップの2%デカールは90年代のデッドストック品を使い
キャップスクリューはメッキカスタムしました。
バックミラーは90年代のビンテージシリーズの純正をチョイスしたのですが、
この頃のバックミラーは今ひとつ後方が見えないので、今後交換も考えております。]
[レッグシールドのバスケットは70年代のピアジオ純正品です。
実用性も高くてデザインも可愛らしいので装着して正解でした。
ガソリンコックレバーは60年代のアルミ製を採用しました。コレは当時モノの純正品です。
レバー横の『PIAGGIO&CO.』のデカールはDIY製作したモノですが、
1ヶ月もしない間にすでに色褪せが始まっております(笑)。
マフラーは90年代の純正品をリビルトして装着しました。]
[フライホイールカバーは70年代の純正品を採用しました。リプロ品ではありません。
フライホイールとリアサスもワンポイントでボディと同色に仕上げました。
テールライトも70年代の純正品です。
こちらもリプロ品ではなくレアな当時モノを採用しました。]
以上が製作内容です。
DIYで楽しく製作する事ができました。
という訳で今日の動画は
この完成した「放置プレイVESPA』をご覧頂こうと思います。
今日もお時間がある時に動画にお付き合い頂けますと幸いです。
(この動画はブログ限定です。)