キースムーン先生から “大ざっぱ” に学ぶ その①

いや~ 今日は晴れました !
なので、仕事もはかどり、1日中、海の家でスモールボディのバラし作業を行っていました。

そうそう、そう言えば、最近、ようやく海の家でドラムセットを組んだので、
日中、レストアの合間をみて、消音パットを外して、生音の大音量でドラムを叩いています。
街中では考えられないような事ですが、海の家は別荘地の為、僕も意外、誰もいなかったりします。
なので、思いっきり、ドラムを叩く事が出来ます。


もっとも、好きな楽器、例えばギターやピアノを弾いてもストレスの発散にはなるのですが、
ドラムの場合、『叩く』 (← 殴る ? ・笑) と言う行為なので、一番ストレスの発散になると思います。

で、今日もレストアの合間に30分程、
ズンズンチャチャ、ズンズンチャチャって (笑) 、ドラムを叩いた訳なのですが、
僕はプロのドラマーのソロを見て、自分なりに解釈をした上、(←物事を深く考えない方なので・・・)
出来る範囲でカバー・・・  いやいやプロのドラマーのカバーなんて不可能なので、
“ごまかし” で、カバーっぽくなる方法を探すのが好きだったりします。

そんな中、最近、最も衝撃的だったのが、先日、このブログでもご紹介した
ビスタライトを叩かれる、『キース・ムーン』 先生のドラムソロです。

お若い頃の 『ムーン先生』 は、とにかくフィルインだらけで、スピーディーで複雑なドラムを叩かれていたのですが、
晩年は (と言っても32歳で亡くなれているので、晩年と言うのも変ですが・・・) 少々、ウェイトが上がられた事もあるのか ?
スピーディーなだけのドラムではなく、バスドラムとタムのコンビネーションで表現すると言う、
他に類を見ない領域へとドラムの可能性を広げて行ったのは、UKロックファンなら周知の事実・・・
特に 『Who’s Next 』 でのツインバスのコンビネーションは、今だに高い評価を得ていますね。

ただ、晩年のLIVEを見る限り、特に先のビスタライトのドラムソロを見ても、
もの凄く上手いんですが、タムのフィルインがもたつき気味なのです。
と、言っても、下手でもたついているのではなく、スタッカートさせているとでも言いましょうか・・・・ 
凄く、不思議なリズムなのです。

バスドラムのリズムは正確で、タムのフィルはグタグダ、好きなタムを気ままに叩き、
多少のリムショットなんてお構いなし・・・ 
でも、小節の頭と最後はピッタリ合っているし、バスドラムのリズムが正確なので、
タムのグダグダ感=スタッカートの妙で、不思議なドラムソロになっています。

で、ですね、このフレーズを上手に分解すると、僕のような素人の下手クソでも、
それなりに、ソロっぽくなると言う方法を考えまして、今日、VESPAのレストアの合間に、
ワンテイクで叩いたので、その様子をご覧頂こうと思います。

言い訳になりますが、もう少し練習して、何テイクか撮影してから、
一番いいのをご覧頂けばイイのでしょうが、
元来、あまりドラムが上手くないので、レッスンして叩くより、
『せ~の』 で、思いつきで叩いた方が、案外、自然な音が出たりしますからねぇ~

ちなみに、今回のドラムセットはワンタムにしていて、フロアタムとの距離がある為、
『ムーン先生』 より、フィルの数を少なくしています。
また、海の家のスペースの関係上、ツインバスで配置出来ないので、
左のバスドラムの代わりにソロの最中、ハイハットを踏んでますので、
ハイハットの音をツインバスの片側の音と思って聴きましょう (笑) 。

このソロの一番のポイントは、バスドラムのリズムをキープさせながら、
『いかにタムの音をもたつかせるか』 = スタッカートさせて、グタグタ感を出すかと言う点です。
とても簡単な方法ですから、ドラムをされている方は、
次のLIVEのドラムソロで、是非、試されてみてはいかがでしょうか ?

ポイントをまとめます。
バスドラムのリズムをキープ、ツインバスでない方はハイハットも踏み続けましょう。
タムのフィルインの頭と最後はきっちり合わせます。
でも、全体的なフィルインはスタッカートさせ、もたつかせる。
こんな簡単な方法で、下手クソな僕もドラムが少し上手に見えたりしませんか?

ご覧下さい。

さて、さて、今夜も海の家で仕事をして過ごすのですが、
明日は広島市内の取引先を数件回り、
その後、夜からモデルさんの撮影があります。

はぁ~ (ため息) 何もかも忙しい毎日ですが、
もう1セット、ビスタライトが欲しいので、頑張って働かないとね~ (苦笑) 。
ではでは・・・

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