いや~ 今日は下取りで入って来たVESPA50Sを販売する為、
写真を撮影したのでご覧頂こうと思います。
[こちらがそのVESPA50Sです。
不動車の現状販売ですから、『部品取り』 か 『レストアベース』 のご認識でお願いします。]
ご覧のとおり外観は前オーナー様が自家塗装されております。
カスタムへの情熱は感じますが、お世辞にもキレイな状態ではありません。
通常なら解体してパーツ販売した方が利益になるのですが、
解体しなかった理由は再販前の珍しいモデルだったからです。
詳細を調べたところ、フレーム番号は91***
エンジン番号は93***の正真正銘の1980年型のマッチング車体です。
この年式はレアなモデルで需要が多い為、このまま一台 (丸車) で販売する事にしました。
ただ、当方は下取りで入荷してから何もチェックしていません。
外観を水洗いした程度ですから、各部の整備ポイントや詳細を把握しておりませんし、
他のレストアの仕事が忙しいので、このような現状車のチェックの為に時間を割くゆとりはありません。
興味のある方は各写真をご覧になり、説明文をご理解の上、ご検討をお願い致します。
[フロアにはサビが有りますが、抜けるような状態ではありません。
35年も前のVESPAにしては、悪くないと思います。
リアブレーキが丸穴なのも、この年式の大きな特徴です。]
[外装は素人塗装の為、キレイではありませんが、酷い腐りなどは目視の限り見当たりません。]
前オーナー様の話ですと、色々とイジっている際、配線もバラしたそうで、
繋がっていない場所もあるとの事です。
その話を受けスパークを確認したところ、火は飛んでいませんでした。
但し、キックはフツーに下ります。
詳細は全て未チェックですので、修理調整は新オーナー様がお楽しみ下さい。
[メーターは黒です。コレは70年代の後期型50Sの定番品ですが、残念ながら不動のようです。]
ハンドルキーは1本付属します。丸いキーカバーもこの年式の特徴です。
ヘッドライトはFBのプラ製に変更されています。]
当方、このVESPAは下取りの際、写真だけのやりとりだったのですが、
届いてビックリ・・・
[ガソリンタンクとグレーボックスが欠品していました。
但し、キャブは付いたままです。]
何でも、タンクのサビが酷く、前オーナー様がレストアしようとバラして保管していた際、
誤って紛失したとの事・・・
まさか・・・ ガソリンタンクが無いとは驚きましたが、この外観の状態なら、
タンク内が相当サビていた事が容易に想像出来ます (苦笑) 。
ですからコノ部分に関しては潔く諦める事にしました。
という訳で、ガソリンタンクとグレーボックスは欠品です。
他に大きな欠品はありませんが、このような現状車両の場合、
当方の経験から言いますと、交換しなければならならパーツも少なからず出て来ます。
このVESPAもシートが破れており、ビニールテープが巻いてあります。
ですから、欠品パーツと要交換パーツとは意味合いが異なりますので、
そのあたりの事もよくよくお考え下さい。
事実、古いVESPAの場合、各ユニットの総取り替えなんて日常茶飯事ですから・・・
ただ、レアなモデルですし価格が安いので、時間をみながらコツコツ仕上げて行くのも楽しいのではないでしょうか?
また、1980年生まれの方で、ご自身と同級生のVESPAに乗るのも粋かもしれませんよ。
いずれにせよ不動車の現状販売の意味を理解して頂ける方にお願いします。
当然ですがアフターサービスは一切有りませんし、
修理の相談やアドバイスの為に時間を作る事も出来ません。
高額なレストア済みのVESPAを買って下さる大切なお客様と同等のサービスは出来ませんので、
そのあたりの事を含め、スマートな対応をして下さる方にお買い上げ頂ければと思います。
と言う訳で、今日は簡単では有りますが、この1980年型のVESPA50Sの動画をご覧下さい。
このVESPA50Sに興味のある方はホームページご覧の上、ご連絡をお願い致します。
ホームページでの販売コーナーはこちらです。