PRC・・・

いや~ 今日は先日に引き続き、FL2のエンジンの組み立てを行いました。

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[まずはクランクケースの内部も外部もキレイに清掃しました。]

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[こちらはリアハブのオイルシールです。 ここが劣化するとミッションオイル漏れの原因になります。
特にFL2はリアハブベアリングの奥にオイルシールが隠れている為、交換するのは一苦労です。
なので今回は耐油性に優れているフッ素ゴムのバイトン素材に変更しました。]

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[こちらはリアハブのベアリングを交換した様子です。
唯一、国産規格のベアリングが使える場所なので、ここだけは 『MADE IN JAPAN』 に拘って入れ換えてみました。]

一時期、日本のメーカーなのに中国生産のベアリングが多く流通していたのですが、
いくら日本のメーカーでもベアリングの側面に 『MADE IN CHINA』 と入っている物をVESPAに使うと
イメージが悪くなってしまう為、中国生産のベアリングは一切使いませんでした。


ですが、最近は中国生産のベアリングが出回る事がなくなったので、
もしかしから、メーカー側もイメージの悪化に気付いて、以前のように国内生産に重きを置いた可能性もありますね。

実際のところ 『MADE IN CHINA』 はイメージが悪いという事を中国人自体も分かっており、
最近では 『MADE IN CHINA』 とは表記せず、『MADE IN PRC』 と表記して煙に巻いているようです。

『PRC』 って何ぞや??  『パープリン・チャイナ』 かな? 思いきや、『People’s Republic of China』 の略だそうです。
まぁ、表記を変えても中身が変わる訳ではないので、何ともお粗末な感じですね。

おっとっと、ヨタ話が長くなってしまいましたが、当然ながらベアリングは 『MADE IN JAPAN』 の方が安心ですよね。

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[シャフト、スパイダー、ギアセレクターも全て新品に交換しました。
特にスパイダーは摩耗が多く交換時期に来ていた為、分解OHして正解だったと思います。]

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[今回もベアリングやギアパーツを含め、全ての構成パーツにトリートメント剤を塗り、
焼き付き防止とノイズの軽減を図りました。]

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[こちらはギアシャフトを入れ、左サイドを全て組み上げた様子です。
サビていたギアは洗浄後、軽く磨きを入れた為、キレイになりました。]

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[腰下完成です! あとはクラッチを組み直し、ボーリングに出しているシリンダーが戻って来たら、
一気に組み上げようと思っております。]

さて、このあたりで今日の動画です。
今日はリアハブベアリングの項目で 『MADE IN PRC』 のネタになったので、
それを分かりやすく解説した動画をご覧下さい。

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