白いVESPAの初期始動・・・

いや~ 今日は昨日エンジンを搭載した白いVESPAを始動させるべく、
作業を進めて行きました。

で、まずは・・・

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[キャブレターのOHです。
放置期間が長かった為、念入りに洗浄した後、ボアアップに合わせて
少し大きめのメインジェットを入れました。]

次に・・・

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[ポイントを新品に交換しました。]

ところが、困った事が起きました。
先日、このエンジンをバラす時にも触れたかと思いますが、
以前整備したメカニックが上手にキーとフライホイールをマッチさせて組む事が出来ず、
何度もミスタッチした結果、クランクに傷を入れているのです。

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[参考までにこちらがその傷の様子です。]

幸運な事にキー溝は生きているので、このまま流用したのですが、
クランクに傷が入っている為、新品のポイントのヒール部分との相性が悪く、
キレイに回転せず、その結果スパークしないのです・・・(苦笑)。


で、思案した結果・・・
今までついていたポイントを磨いて再利用しました。

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[こちらが今までついていたポンイトを磨いて、再利用した様子です。
←部のヒールがクランクの傷に合わせて微妙に削れているでしょ、
通常なら交換した方が良いのですが、クランクに合わせて削れているので、
ある意味ワンオフのポイントになっている為、
このポイント以外でのセットアップはかなり難しいかと思われます。]

何はともあれ、コレで無事スパークしたので、初期始動させる事にしました。

という訳で今日の動画は、
この白いVESPAの初期始動の様子をご覧下さい。

いかがでしたでしょうか?
イイ音してたので、機関的には問題ないのですが、
ブレーキランプが点いたままだったので、この部分を修理しておく事にしました。

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[原因はブレーキライトスイッチなので、
交換する為に養生テープを貼り、リアブレーキペダルを下に落とそうとして気付いたのですが、
誰か一度交換しようとして、ブレーキ穴を曲げていますね。←部参照]

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[裏から見れば一目瞭然です。かなり曲がっていますね。
ここは、なかなか素人の方が手を出す場所ではない為、恐らく、以前整備したメカニックの仕業かと思われます。
このメカニック・・・ クランクに傷を入れるわ、ペダル穴は曲げるわ・・・
その上、ブレーキライトスイッチは交換されていないので、かなりヤンチャな人ですね~ (苦笑) 。]

まぁ、とりあえず、ペダル穴の曲りを直し、
新品のブレーキライトスイッチに交換しました。

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[こちらが交換した新品のブレーキライトスイッチです。
新品に交換したら、無事に直りました。]

あとは・・・

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[念の為、ヘッドライトバルブとライト止めネジを新品に交換しておきました。]

コレで一連の整備が完了です。 

9187.jpg
[いい感じに仕上がりました。]

という訳で今日2本目の動画は、
完全に整備が終わった様子をご覧下さい。

コレで明日からテスト走行に出れそうです。 
100ccにボアアップしているので、乗るのが楽しみな一台です。

ではでは・・・

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