いや~ 困った・・・
昨日、納車させて頂いたVESPAが
今度はヘッドが焼き付いたらしく、キックが降りなくなってしまったと
オーナー様から連絡が入りました。
実は1年半くらい前にも軽い焼き付きを起こしていたのですが、
その際は何とかシリンダーとピストンを分離して、ホーニングした後、
ゾイルを流し込んでアタリをつけて修理した事があります。
ですから、多少危険な状態ではあったのですが、
今回、クラッチを修理して勢いよく坂が登れるようになった為、
一気に焼き付きを起こしてしまった可能があります。
ですが、以前の焼き付きから3,000km以上は走っているので、
一度焼き付いたヘッドにしては、よく頑張ってくれた方だと思います。
勿論、修理しなければならないのですが、
予定では今日からランブレッタのエンジンをバラす事になっていました・・・
とはいえ、焼き付いたエンジンの修理が最優先ですから、
今日はかなりハードなスケジュールになりますが、
下記のような動きをする事にしました。
その① まずは朝イチで 『海の家』 に行き
ランブレッタのエンジンを軽く分解して、マフラーの準備を行う・・・
[朝イチで 『海の家』 に行って、ランブレッタのミッションオイルを抜き、
状況を確認後、クラッチを分解しました。
ひとつ分かった事は 『このエンジンは大変だ』 という事です (苦笑) 。]
[マフラーは2000年代初頭のAFのデッドパーツを使う事にしたのですが、
オレンジでは派手なので、艶消しの黒に塗り変えました。]
その② これらの作業を終えた後、
お昼前に工具と交換用のシリンダーキットを持って一度市内の事務所へ戻ります。
その③ 市内の事務所に戻ってから、準備をして広島市内へ・・・
その④ 広島市内へ到着後、現地でシリンダーとピストンの交換を行う。
[こちらの写真は広島市内に到着後、修理をしている様子です。
実はVESPAの引き取りと納車を行う時間的な余裕がなかった為、
今回は現地で焼き付いたシリンダーとピストンの交換を行う事にしました。
こういう時は軽トラの荷台が作業台になるので便利ですね。]
こんな感じで頑張って無事に修理させて頂いたのですが、
今日は移動だけで180km以上もあった為、おっさんはかなり疲弊しました (笑) 。
とはいえ、無事に修理できたのでホッとしました。
という訳で今日の動画は
この慌ただしい一日を2分19秒にまとめてみましたのでご覧下さい。