いや~ 今日は 『海の家』 でスモールボディの修理を行っていました。
修理の内容はエンジンが暖まると吹け上がらなくなってしまう症状の改善です。
ただ・・・ その部分の修理に入る前にガソリンがダダ漏れでエンジンが始動できない状態だったので、
まずはキャブやタンク関連をチェックする事にしました。
ところがその前にフロントブレーキワイヤーが湿気で固着しており
押し歩きする事さえ難しい状態だったので、まずはそこから取りかかりました。
[まずはフロントブレーキワイヤーの固着を何とかしないとイケませんでした。
ウンともスンとも言わない程カチカチに固まっていたので、ワイヤーをカットして抜いた後、
ドラムとシューを清掃してグリスアップしてから新しいワイヤーアッセンを入れました。]
コレでフロントブレーキは解決したので次はガソリン漏れの修理です。
[まずはキャブレターをOHして状態を確認する事にしました。]:
で、組み立て中によくよく見てみると・・・
[チャンバーケースを固定するネジが斜めに入っておりダメになっていました。
どうやらオーナー様が整備された時に斜めに入れてしまったようです。]
コレではケースが固定出来ず、隙間からガソリンがダダ漏れになってしまいます。
通常なら新品に交換するところですが、キャブの交換をすると高額になるため
色々と修理方法を考えたところ・・・
[少し強引ですがリタップする事にしました。
コレで直ればキャブを買わなくて済みますからね。]
このまま一晩置いてみてガソリンが漏れなければOKですね。
少し様子をみてみましょう。
この後、無事にエンジンを始動させて状態を確認したところ
吹け上がりが悪い原因は湿気によるHTコイルの破損でした。
[HTコイルを交換して様子をみたところ、無事に症状が改善しました。]
そして最後に・・・
[前後タイヤを新品に交換してテスト走行に出る事にしました。]
そうそうテスト走行といえば、いつもなら 『海の家』 の裏の海岸線に行くのですが、
7月の豪雨の際、海岸線では何か所も土砂崩れが発生してしまったため、
当分の間、近寄る事さえ出来ませんでした。
(土砂崩れの様子は2018年7月12日のブログで取り上げています。)
その後、関係者の方のご尽力により道路の土砂は避けて頂きましたが
未だにガードレールの破損、道路の陥没、浜辺の土砂と倒木、側壁のひび割れ等
全く手付かずのままの状態です。
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[豪雨災害後、間もなく3ヶ月経過しますが、
ご覧のとおり、未だに 『海の家 』 の裏の海岸線はほぼ手付かずのままです。]
まぁ、この辺りは民家もなく釣り人がたまに来る位ですから
復興の緊急性はありません。
なので完全復旧までには数年かかるでしょうね。
僕はこの海岸線が大好きで 『海の家』 を購入したと言っても過言ではないので
今の状態は何とも悲しい限りです。
という訳で今日の動画はテスト走行の際に行った
この 『海の家』 の裏の海岸線の様子をご覧頂こうと思います。
(風切り音が大きいので音量にご注意下さい。)