アレックス モールトンのレストア   Touring-10 (stowaway labyrinth 1)

いや~ この週末、ようやく製作中のラージボディも形になり、
週明けに登録して、あとはキャブ調整で納車出来そうです。

もっとも、180ccにしてある為、かなり気難しい仕様なので、
VESPAに乗った事のない方は、エンジンをかける事さえ少し難しいと思います。
とは言え、可能な限り、街乗り出来るように微調整して行くつもりです・・・

156.jpg
[ようやく完成のメドが・・・ 時間をかけて製作したので、もの凄く格好良く仕上がりました。]

ところで、今日も話が変わりますが、最近、VSHのHP内でモールトンを売っていたりするのですが、
仕事ではないし、たかだか7~8万円の自転車を売ったばっかりに、
めんどうな事になるとイヤなので、『現物確認が出来る方』、『出来ない方はノンクレームで』 と
きちんと書いているのに、どう言う訳か? 意味不明な問い合わせが多く、憂慮しています。
もっとも、現物確認する気もなく、思い付いたような任意な質問は全てシカトしていますが・・・ (苦笑) 。

実際、何も聞かず、気持ち良く、『現物、現状優先で買ってやろう』 って言って下さる方には、
こちらも気持ち良く対応させて頂いているのですが、
やはり、モールトンのFフレームは、“高級ドイツ車” を買うとか “別荘を建てる”
とかと言った大人の趣味とは異なり、
趣味にお金をかけるゆとりがない人でも、手が出る範囲の価格帯の上、
昨今の自転車ブームのアオリを受け、興味を持つ人種のジャンルの裾野を広げているように思えます

底辺に裾野が広がると、めんどうなヤツも増える訳で、
例えば、ポルシェに乗っていて、モールトンでも買おうかな ? って経済的にゆとりのある方が、
遊びや趣味の一環で興味を示されるのと、なけなしの給料で気合を入れて買うヤツとでは、
おのずから、買い方、選び方が違っ来るのは仕方ない事・・・

それを悪いとは思いませんが、売る立場からすると、
後者の方はご遠慮頂きたいなぁ~って思います。

実際、後者の方は、
『動きますか?』、『ブレーキはききますか?』、『ハンドルはブレませんか?』、『何速ですか?』 と、
確定的ではない、任意な質問をして来ます。
そう、たかだか、7~8万円の自転車なのに、100万円分の質問をして来るのです (苦笑)。

答えは簡単、こんなウザイ奴には回答しません (笑) 。
実際、『動くと言えば動く』、『ブレーキがきくと言えばきく』、『ハンドルはブレないと言えばブレない』 ・・・
こんな答えしか出せませんからねぇ~ (苦笑) 。

Eメールでこんな任意な事をやりとりしていたら、ラチがあかない・・・
『欲しければ、見にくればいいじゃないか』 って思うケド、少しでお金を使いたくないと言うのが、
本音なんだろうね・・・
気持ちは分かるケド、反対の言い方をすれば、『そこまで本気じゃない』 って事だと思う。
だから、よけいにめんどうな事になりそうな気がして、相手にしたくなくなってしまう。


で、そんな中、結構、質問があったのが、『Moulton stowaway』 です。
僕は86,000円で売りに出していたので、微妙なトコではありますが、
最近の国内相場からすれば、決して高い設定ではないと思います。

m11.jpg  seat1.jpg  crank.jpg
[コレがその 『Moulton stowaway』 です。フツーに乗れる上、リアバッグ、プロップスタンド、
純正のブルックス付きに、クランクにはストロングライトの52Tが入っています。]

僕は自転車屋じゃないので、質問が来るとストレスになる為、
結局、売るのはやめて、レストアする事にして、今日、バラバラにしました。

なので、この 『Moulton stowaway』 も仕事の合間を見て、製作して行き、
うまく行けば、完成後、転売出来ないかなぁ~ って、都合の良い事を考えていますが、
製作中のめんどうな作業は好きなのですが、
めんどうな人は大嫌いなので、恐らく、完成しても転売は難しいと思う・・・ (苦笑)。


おっとっと・・・
今日も話が愚痴っぽくなりましたが、本題に行きますね (笑)。
『Moulton stowaway』 をバラしたので、ご覧頂こうと思います。

m21.jpg
[今回はスウィングアームやコラムガイド等、全てバラバラにしました。
『Moulton stowaway』 は基本的ににバラバラになるし、(←当然の事を書いてスイマセン・・・)
ワイヤーの取り回しもフロントブレーキしかないで超単純 ! 30分もあればバラバラになります。]

hub.jpg
[名品、Fichtel & Sachs Torpedo Duomaticもきちんと作動していました。
今回、28Hの新品のリムを入手したので、ソレを組み込む予定です。]

で、今回はここからがポイントです (笑) 。
この 『Moulton stowaway』 は気合を入れて製作する為、サンドブラストでフレームの全面剥離を行う事にしたので、
明日、加工屋さんへ持ち込む予定なのです。

はぁ~ 最初からかなり工賃のかかる作業になりそうですね (苦笑) 。

さて、今日はモールトン繋がりで、『Alex Moulton bicycle New Series animation』 を
ご覧頂こうと思います。



さて、さて、明日は朝からラージボディの登録や 『Moulton stowaway』 のサンドブラストの加工出し、
それに、そうそう 『スポーク切り器』 が入荷したとの事で、
広島市の西側の町、五日市まで取りに行かないとイケない・・・
その上、別のラージボディの製作の打ち合わせの為、板金屋さんにも行かないと・・・

はぁ~ (ため息) 明日もかなりハードな一日になりそうです。
ではでは・・・

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