アレックス モールトンのレストア   Touring-17 (一号車完成するも35点・・・)

いや~ ようやく 『モールトン・スタンダード』 が完成しました。
初めてのレストアだったので、分からない事ばかりで試行錯誤の連続・・・
しかも、仕事の合間に片手間でしか製作出来なかったので、1ヶ月半もかかってしまいました・・・

しかも、しかも (←くどい?) 完成したモノは、残念ながら僕にとってはイマイチ・・・
辛口で採点すると、100点満点の 『35点』 と言ったトコです。

正直、一番の課題は、細かい部分にまで凝りに凝った為、製作コストが20万以上もかかってしまっているので、
転売するにせよ、利益を出すのはまず無理と言う点・・・
お小遣い稼ぎの為、製作したのに、利益にならないのは大きな減点です (苦笑) 。

まぁ、次につなげるいい教訓になりました (苦笑) 。(←W杯で負けた時の日本代表のような意見で恐縮です。)

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[完成=右サイド  
チェンジレバーはフレームに直付けしました。その取り回しに際し、
アウターのストッパーを自作して、インナーワイヤーが見えるようにアレンジしました。(赤い丸部分)
スィングアーム部分のワイヤーストッパーも (赤い丸部分) 初期のタイプを真似て直付けにしました。

前後のショート・フェンダーは、10年程前にイギリスの 『ビューリュー・オートジャンブル』 で購入した70S’デッドパーツです。
純正をそのまま流用したパーツは、全て再メッキしました。なので、メッキの施工代金で45,000円程かかりました。
この出費こそが、コストがかかった大きな要因のひとつです。
]

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[完成=左サイド
ブレーキのアウターワイヤーの取りまわしは、キレイに見えるように何度も組み直しました。
『moulton standard』 のロゴはイラストレーターで自作したモノです。]

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[直付けしたワイヤーアウターストッパー部分をご覧下さい。
ブレーキレバーはシマノ600の後期デザイン、ハンドルは名品105、ステムも日東のデッドパーツを採用。
クランクはあえてコッタードにこだわり、ビンテージ杉野のマジーをチョイス、
チェンリングは52枚から50枚にダウンさせていますので、心持ち街乗りで楽です。
勿論、それに合わせチェーンもコマを落とし、新品に交換しました。
ペダルはこれまた定番かつ名品、ミカシマのシルバンピストです。]

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[リムは当時モノを磨き、酸洗いしてからメッキしたのですが、経年のサビの為、凹面になっています。
でも、輝きは最高で、正に60年代のブリテュシュ・クロームを彷彿とさせる、重厚感があります。
コレは好みもありますが、僕は当時モノのキズは、時代が付けてくれた勲章だと思う方なので、別段、気になりません。
勿論、前後のブレーキキャリパーもバラバラにして、細かいパーツまで全部、再メッキしました。
サドルのみ量販店の現行品です。安価で高く見えるパーツを選びました (笑)。]

まぁ、見せると言う点では、格好良くなるように徹底的に考えたのですが、
どうしても、細かい部分に課題が残ります・・・


また、リアハブがスラスト方向にガタがあるので、恐らくベアリングがNGなのかな?
それとも、調整で直るモノか ? ・・・ 

とは言え、気持ちは次のモールトンの製作に行っていますし、
乗る事に関して、別段、問題もなく、ギアの切れも悪くないので、コレで完成と言う事にしました (笑)。


う~む、次は100点満点で 『55点』 くらいのモノは作りたいので、頑張らないと・・・
と、言う訳で、今日は “55繋がり” で、『コント55号』 をご覧下さい。

さて、さて、この 『モールトン・スタンダード』 は、この状態で売ります ! !
普通に乗れますから、通勤用にいかが ? (笑)。
ひやかし半分ではなく、本当に興味のある方は、お知らせ下さい。
一号車なので、製作コスト以下で手放す予定ですよ。

ではでは・・・

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