似て非なり・・・

いや~ ここ最近、スモールフラップのエンジンをバラしては組み、
バラしては組みの連続で、結局5回も組み直しました。

別段、トラブルがある固体ではなかったのですが、
走行時の性能向上や今後のメンテナンスの事も考え、
5回も組み直した訳ですが、まぁ、ようやく、いい感じに仕上がり、
自分自身も安心してお客様もお渡し出来る状態になったと思います。

実際、63年のスモールフラップは、
その後のスモールボディのエンジンとは異なる部分が多く、
壊れたから 『後期モデルのパーツをコンバーションすれば直る』 ・・・
と言う程、簡単な物ではありません。

で、結果から言いますと、今回、次のような改良、改善を行いました。

スモールフラップにはキックを回転させる小ギアの受け部分に
スプリングが入っておらず、バネ鋼の丸いプレートが入っています。

耐久性と駆動力に大きな不安がある為、この部分をアッセン交換して
スプリング構造に改造 (改良) する際、減速ギアをRMSのパーツに変更した上、
純正より少しコマを落とす事により、クロスミッションのような走りを目指しました。

1341.jpg
[こちらが、交換した減速ギアです。左が純正のスモールフラップ用、
右が交換用に使用したRMSのパーツです。
同じように見えますが、実は似て非なり・・・ 
取り付け方法から、駆動パターンまで全く違います。
但し、キックシャフトの扇ギアは交換の必要がありません。]

コレらのパーツを交換した事により、キックのスムーズな動きと
万が一、壊れた際も現行の50Sのパーツで全て補えるという利点が生まれました。

かなり大変な作業で、1日や2日で完全に調整出来るモノではありませんが、
それでも、完成した時の達成感や充実感は最高ですね・・・

他にもクランクやピストンの違いがあるのですが、
長くなりそうなので、この続きはまたの機会に・・・(笑)。


さて、今日の動画はですね、
このお盆も全力で仕事をしている、僕と同様のおっさんに捧げます。
『スキマスイッチ』 の 『全力少年』 です。

『スキマスイッチ』 って、初期の 『スタイルカウンシル』 の香りがして、
僕はとっても好きですよ。

さて、さて、僕は明日だけレストアの作業を休む予定です・・・
とは言え、メールの仕事はやらないと・・・
“全力で働くおっさん” は大変です (苦笑) 。
ではでは・・・

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