ラディック ブラックオイスター リンゴスター仕様 売ろうかな~ 

いや~ この間、友人に逢った際、
『BEATLES好きでドラムをやっているのに、リンゴスターと同じのは持ってないの ? 』 と、
聞かれてしまった。

実は、ブログでは書いていませんが、リンゴスター仕様のラディックは持っていますよ (笑) 。
いつも、ビスタライトやAjaxのレストアについては、ふれていますが、
リンゴスターのドラムセットなんて、BEATLESファンからすれば、持っていて当たり前・・・
ブログで書く必要性もないかな・・・ と思っていたのですが・・・


ホント、くどいようですが、当たり前の事です。
BEATLESファンのギタリストはとりあえず、お約束でリッケンを買い、(←使わなくてもね。)
BEATLESファンのベーシストも、これまたお約束でへフナーを買うように、(←出番がなくてもね。)
BEATLESファンのドラマーは、とりあえず、ラディックのブラックオイスターを買います。

まさに “イロハのイ” ・・・
 
『空は青い』、『血は赤い』、『巨乳は歩くと揺れる』 と同じくらい当たり前の事です。
まさか、こんな初歩的な事をBEATLESファンの僕に聞くとは・・・ 
ちょっと残念ですね。

実は僕はリンゴスター仕様のキットはふたつ持っています。
趣味に造詣をお持ちの方ならご理解頂けるかと思いますが、
嗜好品は、保管バージョン & 使用バージョンで、ふたつ買うのが常識。

僕はガンプラファンではありませんが、友人のガンプラファンは、
みんなふたつ以上、同じモノを買っています。

ですから、当時のオリジナル状態のキットは保管用として、『海の家』 へ置いています。
年代モノなので、結構ヤレていますが、
ビンテージの質感が出ていて、僕としてはとても気に入っています。

もうひとつの方は、アメリカのビンテージ専門店でフルオーダーして
製作してもらった、レストア済みのキットです。

と言うのも、オリジナルのキットは、100万円近くします。
(100万円以上のキットもザラです。)
LIVEに持って行ってもいいんですが、物に対しての価値観は様々ですから、
なかなかビンテージ品は理解されないと思うし、
タイバンや複数出演のLIVEになると、環境はさらに劣悪になります。

中には、価値観の相違から、ドラムをお持ちでない、
ドラマーの方もいらっしゃいます。
悪いとは思いませんが、僕の考えや価値観とは全く合致しません。

そんな中に100万円もするビンテージキットを持って行き、
『これがリンゴスターの・・・』 と熱弁をふるったトコで、
僕はサムい、オタクのおっさんにしか見えません。
それは悲しい姿ですし、そうなる事は容易に想像出来ます。


しかも、誰かに、自分のドラムでも触られた日には、
不快感がMAXになります。

これは100%言える事ですが、
趣味に造詣の無いヤツは、平気で他人の所有品を触る傾向があります。
モッズメーデーとかでも、クラブの前にキレイに整列している
他人のデコVESPAに平気でまたがって、勝手にギアとかに触っているヤツって、
絶対にVESPAを持っていない、志の低い三流志向のバカ野郎が多いですから・・・

もし、自分が趣味を持ち、その趣味を大切にする生活をしている人なら、
他人の持ち物=趣味のアイテムに、勝手に触る事はないですからね。
VESPAを大切に乗っている方が、クラブの前に停まっている、
他人のVESPAに、勝手にまたがるとは思えませんからね。マジで・・・


まぁ、沢山、人が集まるクラブやLIVEハウスには、
趣味人も来れば、そうでない三流も来ると言う事は、
心しておかないとイケません。

おっとっと、話が脱線しましたね。
本題に戻ります (笑) 。

『そんなに大切なビンテージのドラムセットなんか、LIVEに持って来るなよ。』 と言われそうですが、
そこが、悲しいオタクの性・・・ (いや、趣味人の性かな ? 笑)
他人には見せびらかしたいクセに、触られるのはイヤと言う、
混浴露天風呂で、中途半端に露出している、
“B級M女” のようなマインドなのです。

そこで、考えたのが、レストアキットなら、LIVEに持って行ける上、
価値観の違うヤツらに、仮に触られようとも、笑って許せるのではないか ?


かと言って、本質にはこだわりたいので、
本物の1960年代の3PLYのラディックをベースに
リンゴスターと同じく、内装をホワイトコーティングした上、
外装をオイスターカバリングで張替えた、スペシャル品 (オタク品 ? ) をオーダーした訳です。

結果、見た目は新品同様のリンゴスター仕様なのに、
ベースは1960年代の本物を使用している為、ビンテージの枯れたいい音がします。
まさに、BEATLESの音が出るのです。

これなら、美しいので、LIVEでもサマになるし、
音も最高 ! しかも、オリジナル状態のコレクターズアイテムではない為、
他人に触られても、多分、怒らないだろうと思う・・・ 多分ね・・・

ただ、ただですよ・・・
バンドは組んだモノの、メンバーのスケジュールが合わなくて、全くLIVEが出来ないのです。
僕としては、今の状態は、かなりストレスになっています。


正直なトコ、現状では、このリンゴスター仕様のドラムは出番がないので、
転売しようかな~ と真剣に考え始めました。

1353.jpg  ludwig_2.jpg  ludwig_3.jpg
[格好イイでしょ、フープ、ラグ、ロッドは当時のままで、
内外装をフルレストアしました。その際、ノーミュート仕様にしました。
前記のとおり、全く出番がないので、今は事務所に飾って (放置して ? ) います。
自宅に置いて眺めていたのですが、奥さんに怒られたので、事務所に避難した次第です。
仕方ない・・・ 女は現実的です。男のロマンなんて分かりゃしないのさ・・・ (苦笑) 。]

はぁ~ (ため息)
誰か・・・ 僕をBEATLESのコピーバンドに誘ってくれないかな~
このドラムを持って、LIVE会場に参上しますよ。
どうか、宜しくお願いします。


と、言う訳で、今日はBEATLESで格好良くドラムを叩く、
リンゴスター師匠の動画をご覧下さい。

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