いや~今日は残念な一日でした・・・
塗装屋さんに、VESPAの最終ボディ調整と、手直しを依頼していたのが、
今日、仕上がる予定だったので、引き取りに行ったのですが、
見てビックリ!
補修の色は合っていない、塗装がムラだらけ、オマケに絶対に、格好良くキメてくれとお願いしておいた
ラインもガタガタ・・・ガキの工作以下である!
[素人仕事にがっかり・・・]
実はここ最近、VSHでは、塗装の仕上がりの遅さと、完成度の低さに悩んでいました。
何故、こんな事になったのか?
答えは簡単・・・職人の親方が塗るのをやめ、若いデッチが塗り始めたからです。
当然ですが、デッチが最初から上手く塗れる訳もないので、仕上げのチェックや手直しは、
絶対に親方がやると言う約束で、ここ1~2年はどうにか、クオリティを保って来ましたが、
最近は、その約束を完全に反古にされ、板金、パテ、塗り、磨きまで
全てデッチがやっているのです。
これでは10000%商品にはなりません。
僕はお客様からお金を頂いて、VESPAを収めさせて頂くプロです。
お客様も、きちんとしたVESPAをお望みで、僕のトコへオーダーを下さいます。
デッチが色を塗った、ガキの工作にお金払う気など、毛頭ないと思います、
このデッチはすでに3年くらいやっているのですが、
正直、上手くならない・・・
親方に言っても、『もうこの子の限界だ』『言っても出来ないからね~』と言うだけで、
渋々、親方がVESPAの手直しをする始末・・・
正直なトコ、全部、最初から親方がやり直した事も何度もあります。
結果、僕が文句を言いまくるので、綱渡りのような感じで、かろうじてクオリティを保っているモノの、
何度も手直しをする為、時間は倍かかるし、その分、お客様にも迷惑がかかる・・・
そして、いよいよ今日は、とても商品にはならないようなモノを納めて来た次第・・・
15年以上の付き合いがある塗装屋ですが、この先、デッチと心中する気はないので、
親方に、『これでは、プロの仕事ではないです。』『他の塗装屋さんに依頼しますから・・・』と言って、
“直ってない手直し済み”のVESPAを軽トラックに積み込んで、持って帰りました。
で、前々から面識があった、大変腕の良い、呉では老舗の塗装工場の社長に
このVESPAの手直しをお願い(泣きついた?)したのですが、
快く引き受けて下さり、
『VESPAは初めてなので、今から細かいラインを出すので、教えてくれ』と言われ、
VESPAを目の前にして、話し合いながら、細かいライン調整をして下さいました。
やはり、本当の職人さんは違いますね。
ダメな塗装屋のデッチが、何日もかけても出来ず、手直しに出しても直せないライン出しを
僕の見てる前で、わずか1時間もかからずに済ませてしまった・・・
で、再塗装は社長自らがやって下さるとの事で、一安心・・・
ちなみに、今まで15年間お付き合いのあった塗装屋さんには
現在も10台以上のVESPAを預けていますが、
明日から、随時、全て撤収します。
なので、これからは、VSHは少し、納期が早くなると思いますよ(笑)・・・
で、今日の一曲は
『VANILLA FUDGE』の『YOU KEEP ME HANGING ON』です。
1968年、全米チャート6位にまでなった名曲ですが、
当時、このようなプログレ系のロックが、チャートインしたのは、本当に驚異的な出来事だったそうです。
素敵な曲です。
次をクリック→[audio:YOU_KEEP_ME.mp3]
でもね・・・さえない話でしょ・・・
15年間も付き合いがあって、こんな感じで取り引きが終わるなんて・・・
僕自身も、デッチがうまくなって、VESPAをキレイに塗ってくれる事を期待していただけに、
裏切られた感が一杯です。
ただ、人には向き、不向きがあります・・・何度やってもVESPAをキレイに塗れないのですから、
細かい作業には、向いていないのだと思う・・・
ともあれ、仕事が押しています。
新しくお願いする塗装屋さんには頑張って頂こうと思います!
今後もVSHにご期待を!!(笑)。
ではでは・・・
P.S.
今日は怒りが爆発した為、写真が少なくてゴメンなさい・・・
今日の風景?は、こちらでご覧下さい。
風景①行方不明だった、ノラの子猫が戻って来ました。これで、兄弟揃いました。
昨晩もシャッターの中でエサを食べて、寝ていました。
[1匹戻って来ました・・・ご飯くれ~って呼びます(笑)。]
風景②そろそろ、原爆の花としても知られる『夾竹桃』が咲き始めました。
[夕暮れの『夾竹桃』・・・僕の好きな花です。夏の顔ですね!]