スプリントのエンジン整備 と チンクエチェントの凱旋 その② (再々始動への道)

いや~ 今日は先日、修理でお預かりしたスプリントのエンジンを降ろしました。

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[オーナー様のお話ですと、走行中にロックして停止した後、再始動しないとの事・・・
実際、キックを踏んでも全く反応が無いので、エンジンを降ろしオーバーホールする事にしました。]

コレからバラして、原因を調べ、クランクケースを洗浄して、パーツを準備して、組み立てて、
フレームに搭載して、テスト走行して・・・ と、先は長いです。
頑張りたいと思います。

ところで、今日は午後から先日エンコして奥さんに大迷惑をかけてしまった
FIAT500 (チンクエチェント) を再々整備する事にしました。

で、まずは上がってしまったバッテリーを再充電・・・
その間にサビついて戻らなくなってしまっていた、アクセルペダルの修理をする事にしました。

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[このアクセルペダルを外すにあたり、ヘインスのマニュアルで細部を確認したのですが、
左ハンドル用のフォーメーションしか出ておらず、右ハンドル車の僕のFIATには全く役立ちませんでした (苦笑)。
仕方なく現物を見ながらバラす事にして、カーペットをはぐり、止めボルトを外し、
センターコンソールを取った後、リンケージのワイヤーを外して、アクセルペダル単体にしました。]

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[サークリップを外して潤滑油を流し込んだ後、軽くハンマーで叩いたら、
内部の棒状のパーツが回転するかな~? って期待したのですが、 固着が酷くて全然ダメ・・・ (苦笑)。
仕方なく、トーチーで少し温めた後、バイスプライヤーを2本使って各パーツを固定してから、
ねじるように力を加えると、何とか回転するようになりました。 その後は潤滑油を入れて、
スムーズに回転するようになるまで、ただひたすらにクルクルと棒状のパーツを回し続けました。]

まぁ、これで何とかアクセルペダルは解決です。

で、次にチョークケーブルが切れてしまっていたので、交換する事にしました。

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[レバー部のフープ型固定金具が切れていたので、ハンダ溶接しようかな? と思ったのですが、
今、チョークケーブルは送料を入れても2,000円位でヤフオクで購入出来るので新品に交換しました。]

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[シフトブーツとセンターコンソールを完全に外し、チョークレバーの下側からワイヤーを入れ換えます。
やる事は単純ですが、工程がめんどうです。]

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[ようやくキャブ側までチョークワイヤーを通したのですが、予想以上に長いのでビックリ・・・
2台分はあるぞ~(苦笑)。]

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[プラグも交換したのですが、手持ちにFIAT500指定のBPが無かったので、VESPA ET3用のB7HSを入れました。]

まぁ、こんな感じで “再々整備” をして、何とかエンジンを “再々始動” させました。
と、言う訳で・・・ 今日の動画はその時の様子をご覧下さい。

いかがでしょうか ? なかなかイイ感じでしょ!
アクセルぺダルを修理してチョークワイヤーを交換したので、前回の始動の時よりは軽快です。

ただ・・・ バッテリーが弱っているのと、この10年間オイルを交換していないので (苦笑)、
まだまだ14日に開催される第3回 『KURE OLD MOTORS MEETING』 に乗って行くまでには、
もうひと頑張り必要なトコですね~

ではでは・・・

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