無法の世界

いや~・・・『ミャンマー』で日本人のジャーナリストが殺されましたね・・・
最初は、“流れ玉”に当たったと言う報道だったのですが、
今日、公開された映像は、どう見ても至近距離から狙い撃ちされたようです。
ムチャクチャですね!

僕は写真が趣味のひとつなので、戦争を報道するカメラマンの方に対しては、
普通の人では出来ない、素晴らしい仕事だと敬意を持って見ています。
実際は、命をかけて戦地に入る訳だから、僕らが思う程、簡単な仕事ではないと思うケド、
それでも、タフで男臭いイメージは、とっても憧れます。

なので、今回のように、意味もなくカメラマンが殺されるのは、
本当に腹が立ちます。

もっとも、戦地=無法地帯ですから、僕らのような第三者が、“のほほん”と平和な場所で、
一般論を唱えるのも良くないかな・・・

今の『ミャンマー』は完全な軍事政権でしょ、
僧侶まで殺すのだから、尋常じゃないと思う・・・
そう言う場所へ行き、情勢を伝えるのだから、
やはり危険(死)と隣合わせだと言う事は、
現地へ入る、プロのジャーナリストが一番良く理解しているとは思う・・・

実際、僕が、いかにこの職業に憧れがあっても、
やはり、戦乱の地へ行く勇気はありません。

どうなんでしょうね?
こういった、第一線で活躍されている、ジャーナリストの方は、
危険な場所で緊張しないと生きてい行けないような部分があるのでは?と思います。
冷静沈着で、タフで頭の良いパンチドランカーとでも言いましょうか?・・・
本当にご冥福をお祈り致します。
一般的な意見でしかないですが、早く『ミャンマー』の情勢が、沈静化して欲しいですね・・・

そう言えば、戦争カメラマンと言えば、『ロバートキャパ』が有名ですが、
ご多分に漏れず、僕は彼の大ファン・・・
何冊か写真集も持っています。
勿論、個展にも行きましたし、ローカルTVですが、キャパファン(オタク?)として、取材を受けた事もあります。
c_11.jpg
[キャパの写真集はお気に入りです。]
c_21.jpg
[ピカソと海辺で写っているのは、超お気に入りで、額に入れています。]

ところで、皆さんも、記憶に新しいかと思いますが、
お遊び気分で、“バクダッド観光”に行った、『香田証生』君が首を切られましたよね。
彼やご家族の方に気の毒ですが、
こういった無神経な行動は、平和ボケした日本人の悲しい一面のような気がします。


その際の処刑(首切り)シーンは、世界中にネット配信された事により、大きな衝撃を与えましたね。
もっとも、僕はその映像を見ようとは思いませんでしたが、
平和ボケした日本人に、改めて戦争の恐ろしさを教えてくれました。

そう言った意味では、彼の死も無駄ではなかったかのように思えます。
少なくとも、内戦の地に観光しに行く若者は、この先出ないと思いますから・・・

で、今日の1曲は、『スライ&フャミリー・ストーン』の『暴動』にしようかな?
と、思ったのですが、今回のデモは暴動ではなく、民主化を求めるモノなので、
やめました。
sly.jpg
[暴動はやめました、また次の機会に・・・]

で、スバリ、『WHO』の『無法の世界』を当時のアナログ盤の音源からお聴き頂こうと思います。
この曲、色んな映画で使われていますが、
最近では、2004年に公開された、『歌え!ジャニス・ジョプリンのように』のオープニングで
効果的にフューチャーされていますね。
who.jpg
次をクリック→[audio:who.mp3]

さて、さて、やっぱ、なんだかんだ言っても、日本は平和・・・
僕は1995年に『パリ』で『ハマス』が地鉄の駅を爆破した際、偶然、現地にいました。
多数の死傷者が出たのは言うまでもなく、
まだ20代だった僕は、こう言ったテロの経験もある訳ではなく、
ドゴール空港で、機関銃を持った兵士の姿を見て、恐怖を覚えた事を、今だに鮮明に覚えています。
『日本とは違うんだ』ってマジで、緊張した瞬間でした・・・

また、9.11の際は、僕は、ブライトンに滞在していたのですが、
その際、近郊のホテルに、偶然にもOFFで休暇中のブレア首相(当時)が宿泊していたおり、
テロに対する第一声を伝える為、ブライトンは報道陣だらけで大パニック!
この時も、飛行機のチケットが取れず、色んな面で、怖い思いをしました。

これらの“こぼれ話”は、また、次の機会に・・・

何はともあれ、こうして、週末にブログを書けると言うのは、日本は平和・・・
改めて、そう言う点を再認識しました。
ではでは・・・

タイトルとURLをコピーしました