ステルスな凡ミス・・・

いや~ 今日はいよいよLAMBRETTAを始動させるべく、
まずはキャブレターのOHを行いました。

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[いつものようにムース洗浄してOHです。]

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[15年程前に購入したMA18-BS5用のパッキンセットがあったので、コレを使う事にしました。]

ところが・・・

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[OH後、パッキンが2枚余ってしまった・・・ 
恐らく、他の機種と互換性を持たせているパッキンキットのようです。 紛らわしいですね~]

で、キャブレターを装着してガソリンを入れて、キックを踏んだところ、
簡単にエンジンがかかり、とても調子良かったのですが、
微妙にクランクから音が出ているのです・・・

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[仕方なく、チェーンケース側とフライホイール側をバラしてチェックしてみました。]

すると・・・

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[フライホイール・ベアリングのインナーとアウターでメーカーの違うモノが入っていた為、
微妙にガタがあるようなのです。]

コレには困った・・・
以前、機械加工屋さんに聞いた事があるのですが、同じ規格のベアリングでも、
メーカーによってインナーとアウターのサイズが異なる事がある為、
同じ規格でも互換性が無いパーツもあるそうです。

今回、どうしてこんな事になったのかは不明ですが、
このベアリングはイギリスのLAMBRETTA専門店から入れたモノなので、
間違ったサイズのインナーとアウターを組んで送られて来た可能性が高いですね・・(苦笑)。

まぁ、輸入品にはよくある事ですが、エンジンの両サイドをバラして再チェックさせられた僕としては、
笑えない凡ミスですね。

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[結果、クランク側のインナーに合うアウターベアリングをストック庫から出して来て、
もう1個フライホイール側のユニットを新しく組み直して対応しました。]

まさか、ベアリングのインナーとアウターのサイズが微妙に違うモノが届くなんて思いませんからね~
しかも、目視や手の感覚では全く分からないからタチが悪いです。

エンジンを始動して初めて異音が出るので、まさにステルスな凡ミスですね。
ラブホのコンドームに小さな針で穴を開けられているのと同じ位ステルスな事なので、
気が付く方が難しいと思います。


という訳で、始動時になって結構大変な交換作業が入りましたが、
結果、無事にエンジンをかける事が出来たので、今日はその動画をご覧頂こうと思います。

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