1980年型 VESPA 100 (V9B1T) 再生産前モデルの整備概要・・・

いや~ 超レストア用の不動車としてHPで販売している
1980年型のVESPA100のエンジンをかけるべく
先日から整備をしております。


まずはおさらいですが、
販売車両の詳細はこちらでご覧下さい。

で、先日配線関係を確認したところ、ジェネレーターの配線が全て切れており、
フライホイールにもダメージがあった為、元の電装系は使えないモノと判断して、
在庫していた実動の50Sからバックプレートとフライホイールを外し
VESPA100のエンジンに搭載してから、プラグがスパークするところまで
整備を進めておりました。

このような整備概要からこのVESPA100には一回り小さくて軽い
50Sのフライホイールが入っております。

(純正流用の軽量化でよく行うパターンでもあります。)

とまぁ、こんな感じで上記がこれまでの整備概要となります。

で、今日は整備のエピローグとして(笑)、
エンジンを始動させるべくキャブレターのOHを行いました。


[こちらがキャブレターをOHしている様子です。
残念ながら状態が良く有りません。ジョイント部が削られており、
各部にもダメージが見受けられます。
]

さらによく見たところ・・・

[キャブレターの受け側のインレットユニオンが折れている事が判明しました。]

こうなるとキャブのジョイントがガバガバでエアーを吸う事が確定ですが
とりあえずは・・・

[ガバガバのままキャブレターを差し込みました(笑)。]

で、エンジンをかけてみる事にしたのですが、
この続きは動画でご覧下さい。
(この動画はブログ限定です。)

いかがでしたでしょうか?
エアーを吸いまくっていてスローしませんが、何とかエンジンがかかりました。
てか、この状態でもエンジンがかかるので素材としては悪くはなく、
焼け付きのような症状もなく、酷いも異音もないようです。

また、この作業に際して固着していたスロットルも
回るように解除したので、整備にはかなり時間がかかってしまいました(苦笑)。

あと、電装系は使えるパーツに変更しておりますので
最低限稼働しているようです。

恐らくですがキャブレターとインレットユニオンが鬼門なので
その辺りを新品に交換すれば調子良くなる可能性が高いのですが
あくまで今回の整備はオマケ的な事です。

基本的には不動車の現状販売ですから、
今回の電装系とキャブの整備は次に繋げる整備へのヒントとして
軽い感じで見て頂ければと思います。

ではでは・・・

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