息子の椅子・・・

いや~ 今日の午前中は広島市内へ出張修理へ向かいました。
という訳で今日はその際に撮影したモノをご覧下さい。

さて、今日は午後から市内のお店に戻って仕事をしていたのですが、
仕事の合間に息子が長年愛用している椅子を修理する事にしました。

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[こちらがその椅子です。 2歳から使っているのですが、
息子は今年の冬で9歳になるので、7年近く使っている事になりますね。
ご覧のとおり、レザーはボロボロで内部も折れてしまっています。]

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[裏面をみたところ、2011年11月生産の文字と使用年齢は36ヶ月までと記載されています。
う~む、メーカーもこんなに長く使う事は想定していなかったでしょうね (笑)。]

息子は僕によく似ていて、同じモノをずっ~と使い続けるタイプなのです。
靴は破れていても履くし (←僕と同じです。) 幼稚園の時から使っていた水筒が壊れた時も
僕に直して欲しいと言い出し、新しいのは買わず、
簡易的に修理したオンボロの水筒を抱えて学校に持って行っています。

実はこのオンボロの椅子も10日程前まで使っていたのですが、ご覧のとおり外皮も剥げて来ており
肝心のベースにもガタが出てしまったため、使うのは危険と判断して
『使用禁止令』 を出したところだったのです。

試しにイームズのビンテージアームシェルにキャッツベースを装着したモノに座らせてみたのですが、
『こんな変な椅子は嫌だ、昔から使っている小さい椅子がいい』 と言い出す始末・・・

まぁ、小学3年生にイームズの良さは分からんでしょうからねぇ ~(苦笑)。

そんな中、うちの奥さんは 『壊れた椅子は捨てなさい。』 と、
いつものように上から目線で息子に命令してはいたのですが、
息子は 『嫌だ、壊れていても捨てない!』 と 真向から立ち向かい、譲る気はなさそうでした。

とはいえ、このままでは息子がいない間に奥さんが椅子を捨ててしまうのは目に見えていました。

そこで僕の出番です。
僕は同じモノを長く使いたい息子の気持ちがよく分かるので、
うちの奥さんには、息子がピアノコンクールで賞を獲得したら、
椅子を修理して使わせてやって欲しいという約束を取り付けました。(←渋々ですが・・・苦笑)


勿論、椅子は僕が責任を持って修理する事が大前提です。

ただ、約束後も奥さんは納得が行かないようで、機嫌が悪い時は
『椅子を修理するなんて時間の無駄』 とか 『椅子よりも先にVESPAを直せ』等、散々ディスっていました。

ですが、結果的に息子が見事金賞に輝いたので、奥さんは “ぐうの根も出ない"状態になりました。

僕と息子は 『ざまあみろクソババァ ! 』 って感じです(笑)。

まぁ、こんなふうに大変な複線があった上で、
今日は心おきなく息子の椅子の修理を開始したという訳です。

で、修理の工程はと言いますと・・・

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[まず同じ形状の椅子を買って来ました。
多少ベースの取り付け方法は異なりますが、何とかなりそうな感じです。]

次に・・・

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[左から古いレザーを剥いで、右の新品の方へ張り付ける事にしました。]

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[さすが7年も使っていただけあって、レザーを剥ぐと内部のベースは折れていました。]

で、最後に・・・

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[新品の方へ接着剤を塗って、その上から剥いだ古いレザーを張りました。]

コレで見た目は7年前に購入した時と同じになると思います。

ベースへの装着は明日お知らせできるとは思うのですが、
新しく買った椅子を流用して修理した事が奥さんにバレると、
機嫌を損ねる恐れがあるので、黙っておく事にしよう (笑) 。

ではでは・・・

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