いや~ ここ最近、とにかく持っている物を処分して、身軽になりたいと思っています。
父が亡くなった事もきっかけのひとつですが、
かの長松清風さんの御教歌の中に “人間は裸で生まれ、裸で死んでいくモノ” です。
と言った内容の歌があったと記憶しております。
まぁ、僕はあまり信心深い方ではありませんが、
あの世に行く時にコレクションを持って行けない事だけは分かっています。
前記の“人間は裸で生まれ、裸で死んでいくモノ” と言う言葉の中には、
あくせく働き、金を貯め、物を買い集めても、死んでしまえば、
しょせん、全て他人様のモノになる・・・ と言う意味合いもあるそうです。
う~む、深いですね~ 言っている事は正しいと思います。
特にこの7月に亡くなった父の遺産を引き継ぐ手続きが進むにつれ、
有り難い遺産と、もらっても迷惑にしかならない遺産があり、
決して財産がある事が全てプラスにはならないと言う事を実感しました。
もらいたくもない家屋、払いたくもない固定資産税、それにマンションや車・・・
コレらのモノは主があるからこそ、価値がある訳で、
身軽になりたいと思っている僕にとっては、家がふたつも増え、
さらに固定資産税も今後は負担しなければならなくなると思うと、頭が痛いです。
コレを僕に当てはめて考えてみた場合、
僕が死んだ後、家族は大変だろうなぁ~ と思うようになりましたね~
実際、僕は別荘の購入費やコレクション等にもの凄く散在してしまっています。
まぁ、40代の趣味人のおっさんとしては、フツーだとは思いますが、
僕がポックリ逝き、残された奥さんが引き取らなければならなくなった場合、
正に 『地獄』 だと思います。
コレは実際にあった話なのですが、
今から20年程前の事、UKの有名なランブレッタ・コレクターが亡くなった際、
数十台の車体とメモラビリアや関連アイテムが数千点残されました。
その残されたコレクションに対して、見た事もない人がいきなり現れて、
『あのスクーターは僕が貸していた物だから、持って帰るよ』 って言うんだそうです。
それが1人や2人ではなく、何人も来るそうで、中には1台のスクーターに
数人が同じ事を言って、持ち帰ろうとしたそうです。
実際、奥さんは旦那さんのコレクションには全くノータッチだった為、
何がどうなっているのか? どうする事も出来ないまま、
あまりにも色々な人が来て、勝手な事を言うので、ノイローゼ気味になってしまったそうです。
結果、最後には弁護士を介し、ロンドンでコレらのコレクションを全て競売にかけて処分する事になりました。
当時、僕はまだ20代だったのですが、このオークションに参加し、
何点かの当時モノのディーラー看板を買い、今でも持っています。
まぁ、僕はここまでのコレクターではありませんが、
もしもの場合、奥さんと子供に負担を強いる事は目に見えています。
いくら価値のあるビンテージ品でも、趣味のない人から見ればガラクタです。
僕があの世に行ってから、捨てられてしまうより、
今、気持ちよく手放した方が良いと思うようになりました。
ただ、どうやって手放すか・・・
悩むトコですね~
と、言う訳で、今日は長年に渡り、実家の倉庫で眠っており、
『海の家』 の購入後は、島で再び眠っている 『ラビット301A』 を手放すべく、
写真を撮影したので、是非、ご覧下さい。
一応、現状、レストアベースで95,000円です。
“断捨離価格” にて、一般の相場よりも安価ですが、下記の写真をご覧になり、説明文をよくお読みになった上で、
ビビッと来た方は、是非、ホームページからご連絡をお願い致します。
[ラビット301Aです。
メーターがハンドルバーの下側に装着されている、初期のレアな “A型” になります。
いちおうメインキーも付属します。]
このラビットは、今から27年前の昭和60年に中古バイク屋さんで購入しました。
当時から初期のA型は少なく、12万円で実動を購入後、別途、シートを張り替え、
外装をペイントしましたので、かなりお金をかけております。
当時、僕は機械設計の専門学校生だったのですが、週1~2日程度の割合で、
このラビットを使い往復80kmの通学を行っておりました。
乗っている時はよくバッテリーが上がった記憶があります。他は別段問題はなく、
約1年間の愛用後、26年の長きに渡り、実家の倉庫に眠っておりました。
勿論不動です! 26年間エンジンに火を入れておりませんので、整備が必要です。
[キックは下りますが、リターンがイマイチ悪いです。
壊れたのではなく、乗らなくなった為、放置していたので、エンジン内には欠品はなさそうです。]
[フロア部は駅に駐輪していた際、ひっくり返されてしまい、割れております。
その際、センタースタンドにも不具合が出ています。
サイドスタンドは健在ですので、当時、このまま乗っていました。]
[前から見て、左側のウインカーレンズが破損しています。
シートは当時 (26年前) 、若草色に張り替えています。]
以上のようになります。
実際、写真ではお伝え出来ない事も多々あるかと思います。
ですから、いかなる場合もレストアベースの現状最優先という事でお引き取りをお願い致します。
引き渡し後、パーツの供給や整備のサポートは一切行えませんので、
全てご自身で整備可能な方だけお買い上げ下さい。
間違ってもご自分で整備が出来ない方、神経の細かいクレーマー体質な方はご遠慮願います。
301Aは現在、市場でもなかなか出回っておらず、程度の良い車両ですと、
30万円位で取引されておりますが、この301Aは要整備、要レストアが前提ですから、
お買い得価格になっております。
宜しくご検討下さい。
さて、今日のブログは長くなってしまいましたが、
最後にお約束の “今日の1曲” に行きたいと思います。
今日はですね・・・ ラビット301Aのネタになったので、
コテコテではありますが、動揺 『うさぎ』 をお聴き下さい。