いや~ 今日は一日中スモールボディのエンジンと格闘していました (苦笑)。
[再度、エンジンをバラバラにしてチェックしてみたところ、
ギアセレクターのブロック部分がイヤな感じで欠けているではないか!
どうりでギアの入りが悪い訳だ・・・]
このまま、ギアセレクターを交換して組み直そうかな? とも思ったのですが、
どうも気持ちが悪いし、新しいクランクやヘッドとの相性もあまり良くない為、
今回は別のエンジンを組んで載せ替えるという英断を下しました。
はっきり言って、新しいエンジンを最初から組み立てる方が大変です。
本来ならば、ギアセレクターを交換して組み直した方が、
時間も労力もセーブ出来るのですが、ど~も、このエンジンに対して気分が乗らないのです・・・
コレばかりはうまく言えないのですが、
25年もVESPAのエンジンを組んでいる者の 『勘』 ですかね (笑) 。
『気持ち悪いな』、『イヤだな』 って少しでも感じたエンジンは、
必ずと言っていい程、後でトラブルが出たりします。
その反対に多少メカノイズが出ていても、壊れるオーラが全く出ていないエンジンってあるんです。
この場合、OHもしてないのに、本当に壊れずに長年元気で走ってくれたりするので、不思議ですよね。
これらは感覚的な事なので、うまく表現出来ませんが、僕と同じように専門的なお仕事をされている方には、
長年の経験から宿っている勘や感覚が必ずあると思いますし、
マニュアルには無いその経験値によって、難題がクリア出来る事も少なくはないと思いますよ。
[コレが新しく準備して組み直したエンジンです。
1960年代後半のクランクケースの質感が良いモノを選びました。
今回はオリジナルのクランクを流用し、キモとなるベアリングとシール類を交換、
新品のエンジンヘッドとレーシングクラッチは先のエンジンからコンバートしました。]
さすがに、この作業に丸一日費やしたので、おっさんはヘトヘトになってしまいました (苦笑) 。
早速、明日の朝からエンジンを搭載して、テスト走行を再開したいと思っています。
さて、このあたりで今日の1曲に行きたいと思います。
今日はですね・・・ 突然、聴きたくなりました。
僕の青春時代 (笑) の名曲、『EPO(エポ)』 の 『 う、ふ、ふ、ふ』 を一緒に聴きましょう !