ビンテージ・コーギーのレストア Season-9

いや~ 今日もビンテージ・コーギーのレストアネタです。

さて、今日は塗装屋さんにお願いしておいた、
2台のミニ・モンテカルロ仕様が仕上がって来ました。

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[ピッカピカになりました。これからの組み立てが楽しみです。]

早速、1965年型 (右側) の “ルーフラックがないモデル” から仕上げて行く予定なのですが、
海外のミニカーパーツ専門店で注文したジュエルライトやライトケースが、
まだ到着しないので、残念な事に作業には入れそうにありません。

ただ、組み立てる前にバンパーやグリルをシルバー塗る作業があるので、
先にそっちの方を仕上げてしまおうと思います。

あ、そうそう、昨日のブログでミニのポリスバンの事をご紹介しましたが、
実は、それより先にレストアする予定で、すでに取りかかっている、
2台のMINIがありますので、今日はそれらをご覧頂こうと思います。

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[左の水色が “#226 Morris Mini Minor” (モーリス ミニマイナー) で
右の赤が “#225Austin Seven” (オースチン セブン) です。
資料によると1960年~1968年まで (* 1967年までという資料もありました。) 発売されていたそうです。
その為、かなりの台数が出回っているので、ご覧のようなレストアベースですと、
イギリスから送料込みで2,000円程度で購入出来ます。(←1998年頃に購入した際の相場です。)
また、ヤフオクにも頻繁に出ているようで、2,500円~3,000円程度で落札出来ますから、
比較的、入手が簡単なビンテージ・コーギーと言えます。]

(追加情報=2020年現在、ビンテージミニカーの相場がかなり高騰しており
海外の専門サイトでもビンテージコーギーは軒並み10,000円位~になっているようで
程度の良いモノは30,000円位で取引されているようです。
2020年現在では簡単に購入できるアイテムではなくなってしまいました。)

で、この ミニのシリーズに関してですが、1960年に発売された当初は、
凹凸のない鉄を輪切りにしたような “flat wheels” と呼ばれるホイールが装着されていました。
ですから、最初期モデル = flat wheels になる訳ですが、
この事を補足情報としてインプットして頂いた上で、
今回、レストア予定の2台のミニのホイール部分をご覧頂きましょう。
残念ながら、2台共、最初期ではないのですが、そのホイールの違いはなかなか興味深いモノです。

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[左の水色の “#226 Morris Mini Minor” (モーリス ミニマイナー) の方には昨日このブログでご紹介した
ポリスバンと同様、“Whizzwheel” と呼ばれるメッシュ系のホイールが装着されています。
実際、このホイールを履いたモデルを見る事は殆どないので、考えられるとしたら、
1967~68年の最後期のモノか? もしくは “生産時のきまぐれ” ではないか ?(笑)、そんな風に思います。
まぁ、おおらかな60年代の事です。子供向けのミニカーですから、後者のような事があっても
不思議ではないと思います・・・


続いて、右の赤い “#225Austin Seven” (オースチン セブン) の方ですが、定番の “Shaped Wheels” と呼ばれる
タイプのホイールが装着されています。コレは一番よく見るパターンですね。
とは言え、別途、2種類共 (水色も赤も) イギリスのサイトで最初期の “flat wheels モデル” を購入しましたので、
改めて、そのホイールの違いをこのブログでご紹介します。お楽しみに ! !]

ところでこの2台、一見、同じような外観に見えますが、
実は全くプレスラインが違うミニカーなのです。
詳細はバラバラにしてからご紹介したいと思いますが、
その違いが一番分かるフロントビューをよ~く見ると、驚愕の(笑) 事実が判明します。
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[2台のボンネットバッヂとグリル (←部分) に注目 !
左の水色の “#226 Morris Mini Minor” (モーリス ミニマイナー) は横長のバッヂが、
右の赤い “#225Austin Seven” (オースチン セブン) の方には台形のバッヂが付いています。
さらに驚く事に右の “Austin Seven” の方は “さざ波グリル” と言って、微妙にグリルのプレスラインが
ウェーブしている “Austin Seven” 特有のグリルを見事に再現していたりします。
]

コレには脱帽モノですね~ なかなか手の込んだ細工をしてくれていると思いませんか ?
1960年代に造られた子供相手のミニカーとは言え、こんなトコに力を注ぐなんて、
頑固だけどユーモアのセンスも抜群な、イギリスのクラフトマンシップを垣間見た気がしますね。

実際に手にして、ひとつひとつ調べて行くと、新しい発見があって楽しいですよ (微笑) 。

さて、今日の1曲はですね、イカす (←死語 ? ) “デスコナンバー” にしたいと思います。
『Earth, Wind & Fire』 の 『Sing a song』 をご覧下さい。

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さて、さて、今日も海外からラディックのハードウェアと
レストア用のビンテージ・コーギーが何点が到着しました。
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[何度も書きますが、海外から荷物が来るとドキドキですね (笑)。時間のある時、ゆっくり開封したいと思います。]

そうそう、そう言えば明日は県外に出張です。
今夜こそ早めに寝ないと・・・ (苦笑) 。
ではでは・・・

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