『三寒四温』と『皆蜂呉買』

広島地方は、先週まで暖かい日が続き、日中は19℃近くまで気温も上がり、
いやおう無しにサクラの話題が出ていたかと思えば、
今週に入ってからは、最低気温が3℃前後の日が続き、真冬に逆戻りです。
そんな寒い中、ふと見ると、お店の倉庫の横に小さな可愛い花が咲いていました。
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     [↑ 寒いケド頑張れ!(笑) ↑]

こんな花を見ると、春も間近と言いたいトコですが、
今日なんて、広島の県北部の山岳地帯では、氷点下になったそうです。
サクラも今週は一休みと言ったトコです。
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で、一休みと言えばこの曲ですね。
次をクリック→[audio:One break Small priest.mp3]
せっかくなので、エンディングのテーマ『ははうえさま』もお聴き下さい(笑)。
次をクリック→[audio:Mother How are you.mp3]

ところで、この時期、よく耳にする言葉が『三寒四温』。
読んで字のごとく、天気(気温)が三日間の寒い日と、四日間暖かい日の、七日間周期で変化する事を
日本人がお得意の『四字熟語』で表したモノです。
何でも、冬の時期にシベリアで発生する高気圧の勢力が、
だいたい七日間の周期で変化する事に伴い、起こる気象変化の事だそうですが、

日本よりも、中国大陸北部や朝鮮の方が、この『三寒四温』の状況が非常に謙虚に現れるそうです。
ともあれ、日本では春、特に三月上旬の風物詩と言っても過言ではないでしょう。
でも、さすがに毎日、体感温度の変化が激しいと、体調がおかしくなってしまうと言うのが本音です。

さて、この『三寒四温』のような『四字熟語』ですが、
正式な数は把握されておらず、一説によると、1400近くもあるとの事です。
こうなると、聞いた事が無い『四字熟語』の方が多かったりします・・・

例えば、自分の事を言っているようで、少々辛い(笑)のですが、
何をしていいのか? 闇の中、手がかりが無いモノを手探りで探し求めている事を、
よく『暗中模索』って言うでしょ、でも末尾が変わり『暗中飛躍』と言うと、
秘密に活動して飛躍させる事だそうですよ・・・
こんなのって、一生使う事の無い『四字熟語』だと思いませんか?

『俺は“暗中飛躍”でVESPAのお店をもう一件開店するぞ!』って言っても、
友達からは、『大丈夫か ? 』『とうとうキタか?』って言われるのがオチです。

最近では、社会を風刺したオリジナルの『四字熟語』のコンテストもあり、
昨年の入選作品の中には、グレー金利で問題になった、サラ金をテーマにした『高利粛清』や、
TOBをネタにした『敵企襲来』など、言葉遊びのセンスが抜群な物もあります。
また、産婦人科の数の現象を憂いだ『産無人科』や、
自衛隊派兵をネタにした『極労様和(ごくろうさまわ)』等は
大変に印象的です。

ともあれ、日本はその時代や、造る人のセンスで、いくらでもダブルミーニングのような
言葉遊びが出来る、優れた文化を持っていると言えます。

『皆蜂呉買』(みなばちごばい=みんなVESPAは呉のお店で買おう)・・・さむっ !!
僕には『四字熟語』のセンスはないようです・・・

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