テスト走行 と クラッチ修理・・・

いや~ 今日も早朝から 『海の家』 へ入りました。

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[今日は昨日までに整備をが完了した白いVESPAと
先日、クラッチの修理でお預かりした赤いVESPAの2台を 『海の家』 へ持ち込みました。]

で、今日はまず、白いVESPAのテスト走行を行いました。

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[こちらがテスト走行中の様子です。
今日は広島県の最南端や他の集落まで足を延ばし、トータルで30km近く乗り込みました。]

結果、大変に調子も良く、これならお客様にお返ししても
問題ないと判断しました。

さて、テスト走行が終了したのも束の間、
続いて、赤いVESPAのクラッチの修理を開始しました。

実はこの赤いVESPAですが、ガソリンスタンドでミッションオイルの交換をした際、
店員が90番のシングルグレードを入れてしまい、
直後からエンジン不調に陥り、クラッチが切れなくなってしまったとの事・・・

ですが、そんなに大変な修理ではなく、
バラバラにして内部を洗浄をした上、ミッションオイルの交換をすれば、
現状回復すると思ったのですが・・・

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[クラッチをバラして見てビックリ!
赤い○部のクラッチバスケットが焼き付いており、外れなくなっていました・・・ (苦笑)。
]

実際、こうなるとクランクケースを割り、その勢いで手前に落とす方法しかないのですが、
そうなると、工賃が高くなる為、オーナー様と相談した結果、
『クラッチが切れて走れるのなら、このままケースを割らず、どうにか組み直して欲しい。』 との
リクエストが入りました。

そこで・・・

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[クラッチバスケットを外さずに、クラッチ盤を組み込む事が出来る簡易特殊工具を製作して、
クラッチを組み直す事にしました。
 写真がその様子です。]

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[今回、オーナー様より、クラッチが無事に修理出来た場合、
シリンダーヘッドを75ccに変更して欲しいとのリクエストが入った為、予め、4プレートクラッチを組んでおく事にしました。]

さらにもう一点・・・

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[プラグコードがジョイントされており、その部分が焼けていました。 (赤い○部参照) ]

間違いなくミスファイヤの原因になる為・・・

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[プラグコードとキャップも新品に交換しました。]

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[念の為、ポイントも新品に交換しました。
安定性を考え、BPを加工して、センターピンなしのモデル(右側) からピン有り(左側) に変更しました。]

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[こちらがポイント交換後です。]

こんな感じで、頑張って色々と整備して、
エンジンを再始動させたところ、元気よくスローして、クラッチも問題なく切れる事が確認出来ました。

コレなら、いい感じに仕上がると感じましたので、
明日以降、シリンダーヘッドを75ccに変更して、テスト走行に入りたいと思います。

と言う訳で、今日の1曲は “クラッチ (Clutch) を修理したネタ ” になったので、
スバリ、『Clutch』 のナンバーで 『Electric Worry』 をお聴き下さい。

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